日本から届いた小包
母親から届いた、小さな小包。手にした瞬間「はるばる日本から来たんだね〜。」と日本への気持ちがブワッと込み上げてきた。
今年拡大したウィルスの影響で、希望していた年内の日本帰国は叶わなくなったため、数日前に日本にいる私の母親の手から離れた小包は、年内に私が日本を一番近く感じることができる存在だったのだと思う。
小包の中には、絵本、ベビーフードそして一枚の写真が入っていた。
0歳の息子へのプレゼントの絵本。早速読んであげたら、目をキラキラさせていた。
日本のベビーフードは、瓶詰めのドイツのベビーフードと違いレトルトパウチに入っているのか。
そして、最後に写真。それは、私が毎日のように息子の写真を撮っては、写真共有アプリ「いいね」にアップロードしている息子の写真を使った、クリスマス用のコラージュ写真である。
この写真を見て、思わず吹き出してしまった。だって、私もクリスマスの変装させた息子の写真を同封した、秘密のクリスマスカードを、日本にいる家族向けに数日前に送ったばかりだったから。
このクリスマスカードは、日本の家族の手元には届いていないようで、まだ反応はない。数日後、クリスマスカードが届いたら、驚くかな。
本当は、息子に日本の家族に早く会わせてあげたいけれど、それはもう少しおあずけ。しばしの間、写真を通して、離れた場所にいる家族と息子の成長を一緒に楽しもう、と思う。
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