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私と読書

私は無趣味だと思ってましたが、以前書き出してみると色々ありました。
読書、ビーズ小物作り、塗り絵、野球観戦…。
しばらくやってないけど、これも好きだったっていうのがまた出てくるかもしれませんが(どこが無趣味?)、今日は読書について書いていこうと思います。

私が「読書が趣味」というと、「え〜!」「意外!」「漫画でしょ?」という声を多数いただきます。
元々は小説オンリー、2年くらい前から実用書や自己啓発本も読み始め、ツイッターを始めた今、本当に雑食になり積読が溜まる一方です。
悩みは、本を一生のうちにどのくらい読めるのかな…?ということです。趣味が読書の方は、同じ悩みを持つかたが多数いるのではないでしょうか?

私が本を読み始めたのはいつからだったのか覚えてませんが、母方の親戚の中で初孫だった私は、叔父や祖母に可愛がられいろいろなものを与えられてきました。
その1つが絵本だったと記憶してます。
「名前が変えられる絵本」
主人公の名前がカスタムできる絵本ってあるじゃないですか。その絵本が好きでした。
内容は覚えていませんが、本の中に自分が登場している感覚、自分が体験できないことを絵本の私が体験してくれる。その感覚が大好きで、よく叔父や当時の叔父の彼女に「読んで!」とお願いしていたのを覚えています。

と、思い返してみると私の周りは本で溢れていたかもしれません。

小学生の頃、児童養護施設に入所していた頃は、そこの施設に大きな図書館があり、かいけつゾロリやこまったさんシリーズ、わかったさんシリーズを好んで読んでいました。
特に、こまったさんやわかったさんシリーズは出てくる料理が美味しそうで、また最後にレシピが載っていて、実際に作ることはできなかったけど、読み終わったあと自分がキッチンに立っているところを想像なんかして、1度で2度美味しい思いをさせてもらいました。

施設から家に戻ると、家に本はなかったのですが、近所に図書館の分室があり、よく漫画でわかる伝記シリーズを好んで読んでいました。
おかげで歴史の人物は今でも得意です。
今の伝記は、絵柄も可愛くて心が躍りますよね。もう少し大きくなったら子どもに買おうと思っています。

中学生の頃は朝読書の時間に小説を読んだり、少し読書から離れている時期もありましたが、次に入った児童自立支援施設でテレビや他の娯楽が制限されていたのと、なかなか馴染めなかった私はよく図書室で休み時間を過ごしていました。

高校時代は付き合っていた彼氏がオタク気質だったこともあり、ライトノベルの世界に足を突っ込みます。
また、世界が広がった感じがしました。

いつも身近に本がありますね。

私はいつもたくさんの本に助けられてきました。
親が喧嘩している時も、学校でうまくいかないときも、周りに馴染めなくて1人になった時も、物語の世界は私に居場所をくれました。

かいけつゾロリのくだらなさに笑わしてもらい、美味しいものの世界に浸り、たくさんのお話が私に希望の光をくれました。

少し読書から離れても、結局読書の世界に戻ってくる。
そして私にたくさんの知見と、光をもたらしてくれる。

そして子どもが産まれた今、本のおかげで子どもといい時間を過ごせています。

1番目の音読、2番目3番目に読む絵本。
また知らない物語に触れさせてもらったり、懐かしさに思いを馳せたり、子ども個人と向き合ういい時間になっています。

きっと私と読書は切っても切れない。
死ぬまで本を抱えて生きていくんだろうな。

たくさんの本に囲まれて死にたい。
いや、死ぬ前にたくさんの物語にできるだけ触れたい。

私と読書の物語は、これからも続いていくんだろうな。

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