我が家のパパ育て

あなたのパートナーはどんな人ですか？

私の夫は
・顔が怖い　・身長はそんなに大きくない
・声が低い　・筋肉質
・家事一通りできる　・仕事人間　・責任感がある
・子どもと遊ぶのが上手い
・料理が得意
こんな感じの人です。

現在、私は家で仕事をしていて自由業なので、平日家事のほとんどは私がやっていますが、日曜祝日などは夫がほとんどやってくれるので、私は最低限のことしかやっていません。
2番目の保育所へのお迎えは、帰りが遅くならない限り夫の役割です。

と、今では進んで何でもやってくれる夫ですが、結婚当初彼は絵に描いたような亭主関白風夫でした。

私にとって彼との結婚は再婚で、すでに子どもが1人いるところからのスタート。
そして、すぐに2人目の妊娠発覚。
朝から1番目を保育所へ送り、パートに行き、仕事が終わり次第1番目を迎えにいき、帰宅後座る間もなく炊事洗濯掃除…。
それが終わるとひと段落…と思いきや1番目とお風呂で格闘。
夕飯を食べるときにようやく座れる…。そんな生活でした。（注：妊娠中です）

一方彼はというと、帰宅後昼寝。（出勤形態が深夜に出て15時くらいに帰ってくる）
私が帰ると、起きてYouTube。（一応1番目のことは構ってくれる）
横で私が洗濯をしてようと、掃除機をかけようと、ご飯を作っていようと、動く気配ゼロ。（注：何度も言いますが妊娠中です）
え？地蔵？私地蔵と結婚した？地蔵の方がご利益ありそうだからむしろ地蔵と結婚したいよね。え？
「ご飯だよー！」と言われて席に着くが、箸の1つも出さない。

妊娠6、7ヶ月の頃、何で糸が切れたのかわかりませんが、何かの糸が切れました。
「箸の1つも出せんのか！？3歳の子ですらお手伝いするけど！！！何のためにお前がいるんだよ！お腹の大きい私をみて何とも思わないわけ！？」
そこで彼が言った一言はこちら
「お前って何だよ！！」
それを言われた私の心情はこちら
え？は？そこ？お話になりません。

無駄に行動力の高い私。家出しました。
友達の家にお世話になったのですが、1週間連絡しなかったんですね。
すると流石に「そろそろ帰ってきてください」と連絡が入ったので、帰りました。
が、そんな人でした。

今、夫にその話をすると
「いや、本当最低だよね。何考えてんだって感じ。もう本当恥ずかしすぎるからあんまり言わないで…」
とのことです。笑

そんな夫がどうやって家事育児に協力してくれるようになったかというと
・「ありがとう」を言い続ける
・横から口出ししない
を気をつけてやりました。

最初は、なんで私が大人のお前を育てなきゃいけないんだ
とか
スタート地点は一緒でわからないことは調べればでてくる世の中なのに、なぜできない？やらない？
って思ってましたが、後に楽になることを信じてやってみました。

やってる最中も、「あー、その干し方じゃないなあ」って横から口出したくなることもあったし、何で今まで私がやっていたこと分担するだけなのにありがとうって言わなきゃいけないの？って思う瞬間もありましたが、我慢。
どうしても我慢できないことや、改善してほしいことは「ここはこうしてほしい、なぜならこうだから」「お願いします」と、なぜそうしなければならないのかの理由を明確にすることと、お願いするスタンスを守りました。

するとどうでしょう。
割と何でもこなせる夫が完成です。

今でも、夫に対してイラッとすることもあるし、喧嘩することもある。
けど、確実に結婚当初よりお互いの関係は良くなりました。

夫への感謝は深まったし、夫も私をより理解してくれてます。
何より、家庭で「ありがとう」という言葉を発する機会が増えました。
そんな私たちを見てるからなのか、子供たちは保育所や学校で「ありがとうって言葉がこんなにすんなり出てくる子。」と言っていただく機会も増えました。

あの時に夫に対して諦めていたらこんな未来は待っていなかったと思います。

やり始めた当初は、私も感情のままぶつかってしまうこともあったし、夫も言われたからしょうがなくやる感じが出てて、お互い嫌になる時もありましたが、今では自然にお互いがお互いを思いやって行動できることが増えました。
そして、お互い感情をぶつけ合って喧嘩するのではなくて、話し合って解決できることが増えました。

環境の違う2人が一緒に暮らして、性別の差もあってなかなか家事育児に対して「並走感」を経出すのは難しいです。
ですが、夫婦とはいえ他人。
思っているだけでは伝わらないんですよね。
「こんだけ一緒にいるんだからわかるでしょ」「なんでこれくらいができないの？」これは甘えだなって痛感してます。（今もたまにこう思ってしまうこともあるけど）（自戒をこめて）

いつまでも仲の良い夫婦でいたいし、家族としていい関係でいたい。
どちらかがまず歩み寄らないと、その関係を維持するのが難しい。
ので、我が家は私から歩み寄る形をとりました。

あくまでも私の家庭の話なので、一概にみんなやってみて！って強要したいわけではないですが、一例として出してみました。
（うーん、いっつも落とし所がわからない）（今日はこんな感じで締めましょう）