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オペラ伴奏のオファー!?
午前は語学授業、午後はピアノレッスン、
レッスンのない日は練習に励むか、
のんびりフィレンツェの街を散策するか、
…一番後回しにしている語学の宿題をやるか。。。
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宿題の量…
語学留学へ行っているのに、宿題を後回しにするとは…
一体やる気があるのかないのか…?
イタリアーナ生活を始めて、あっという間に一週間が過ぎた。
もう何度も訪れているフィレンツェだが、
何度来ても、その魅力もフィレンツェ愛も深まるばかり。
毎回訪れるとまず必ず行くのが
Piazza Michelangelo(ミケランジェロ広場)だ。
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フィレンツェの街
ここからフィレンツェの街を一望する景色は本当に美しく、
まだ人気のない早朝の時間帯に、静寂に包まれるフィレンツェの街を見渡しているだけで
心が浄化され、ありのままの自分で自分を見つめ直し、
すべてがリセットされるような、、、不思議な力を持つ場所に感じる。
自分の原点がここに存在しているのではないかと思えるほど、
特別に思える場である。
週末にはフィレンツェのお気に入りの場を一通りパトロールだ。
平日は通学路になっている
Piazza della Repubblica(レプッブリカ広場)では産直市が開かれ、
いつもとは違った賑わいを見せていた。
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レプッブリカ広場
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お花もワインも!!
全ての店で買いたくなる。
こちらも外せないBasilica di Santa Maria Novella(サンタマリア教会)と、サンタマリア薬局でのお買い物。
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ついつい長居してしまう。
そしてお決まりPonte Vecchio(ヴェッキオ橋)
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第二次世界大戦で破壊されなかった
フィレンツェ最古の橋
Piazza della Signoria(シニョーリア広場)
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ダビデ像(レプリカ)にご挨拶
Piazza Pitti(ピッティ宮殿)へ行き
とても豪華な天井画やシャンデリアの
息をのむほどの華やかさに目を奪われ、
やはりここフィレンツェに残る歴史と文化の壮大さは
想像をはるかに超えるものだと改めて感じさせられた。
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(サラ・ビアンカ/白の部屋)
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クアドレリーアと呼ばれる
壁一面に絵画を並べる形式で展示されている
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東京ドームと同じくらいの
広大な面積を持っている
そして、アルノ川沿いトラットリアで一息。
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自分がフィレンツェで生活をしているなんて夢のようだと
一週間経っても信じられない思いながらも、
現実である喜びを噛みしめていた。
短期留学と称したアモーレ探しは…停滞したままだったが。。
それはさておき、
時折春の気配を感じさせる穏やかな気候が
フィレンツェの街を一層華やかに、美しく輝かせていた。
そんな日和でまた一週間が始まった日のこと。
私の通っていた学校はピアノ以上に声楽の分野へ力を入れており、
学校では毎日、オペラのアリアやカンツォーネなど、
様々な美しい歌声が響いていた。
声楽を専攻している生徒の皆さんによるミニコサートが毎月行われているということで、
勿論聞きに行かないわけにはいかないと思っていた矢先……
先生方は何を思ったか??
そのコンサートでピアノ伴奏をやってみないかと声をかけられた。
「パードゥン??」
じゃないじゃない!
「えっっ??Scusa??」(今何て??の意)
えっと…私….オペラ伴奏なんて…未経験どころの問題でなく
全く未知の世界もいいところ…なのですが…(焦)
人間違いではないですかね?
と思いながら、驚きのあまり「え?え?」としか言葉が出てこず。。
そんな私の様子を見ても流石はイタリアの人々(日本人スタッフも居たが、イタリア人化している為、私の冷静な訴えなど通用せず…)
「Tutto bene!Non c'e` problema!」
(大丈夫よ〜問題ないさ〜!)
と、問題大ありな私の不安など完全にシャットアウトのハイテンションで
何とかなるから大丈夫!の一点張り。
本当に不安でしかなかった。。。
しかし、少し落ち着きを取り戻しながらよくよく考えてみると
このような貴重な機会は早々頂けるものではないと思い
意を固め引き受けることにした。
前向きな返事をしたその日には
歌い手の方から続々と楽譜が届けられ、
私の歴史に残るであろう…
息もつかせぬ怒涛のレッスン三昧の日々が待ち構えていた。
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オペラ伴奏の楽譜の山
(分かる人には分かるのだろう…)
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