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孤独はいつか破綻するのか

普段は文章の練習として、色々構成を考えたり、PREP法を意識したりするのだが、今回は思ったまま書こうと思う。

私は生粋の一人好きだ。昔からそういう気質はあったかもしれないが、恐らく後天的にソリタリーという人種になってしまった。

寂しいという感情が全く沸かない。孤独が心地よくて、なんでも一人でこなしてしまう典型例。

いわゆる一人○○はなんでもできるはずだ。
よく「一人○○とか余裕」と自慢げに語る人を見かけるが、意識的に一人で何かをする人とは違う。
意識して一人になるというより、何をするにも一人が当たり前なのだ。特別な事じゃ無くそれが日常。基本的には誰も入る余地がない。

まぁ、片手に収まる程度の友達はいるけども。

学生の頃は、一人が好きな自分が嫌いで、普通になろうとしたことがあった。周りと同じように、彼女がいる生活も想像をしてみたし、Instagramでリア垢を持って繋がろうとしたこともあった。

そういう経験を経て、本当の自分は、そういう類のもの何も望んでないことを知った。
それ以来は基本的に一人。

私は20代の青二歳だが、今の時点では永遠に一人でいたいと思っている。誰にも邪魔されずに、山奥でひっそりと暮らしたいぐらいだ。

でも、そういうのは長く続かないらしい。いつか破綻するのだと、皆が口を揃えて言う。

「今はそれでいいかもしれないけど、そのうち後悔する」

「歳をとってから寂しくなる」

先人の後悔を嫌というほど聞いて来たが、やっぱり想像がつかない。

本当に自分が誰かの人肌を求める時が来るのだろうか。もしも孤独が破綻してしまったら、自分はどうなってしまうのだろう。

例えば、恋愛の側面で言われるのは、「若いうちに恋愛を経験しておけ」という文言。

わざわざ好きでもない人と体重ねたり、付き合って時間とお金を割くのが理解ができない。でも、将来自分が寂しくなった時に、恋愛の観点で言えば手遅れなことは分かっているつもりだ。

本当に難しい。今のうちに経験をしておくべきなのだろうか。でもそれは、誰かの気持ちを踏み躙ることにもつながる。自分自身が何も思ってもないのに、誰かと親密になるなんて想像ができない。自分の時間を奪われたくないし、その人の時間を奪いたくない。申し訳なさが勝つ。

普通の人は、これを平然とやっているのだから驚きだ。軽蔑しているわけじゃく、本当に不思議だ。もしかしたら、私は本当に誰かを好きになったりした事がないのかもしれないな。

そんな私なので、誰かと体を重ねた経験がないことに対して、劣等感を抱いていない。焦ることも全くない。

まぁ、こんな私に誰も寄り付かないけどね。

このことを話すと、色んな人に馬鹿にされるのだが、そんなにいけないことだろうか。そう思う自分が、本当は強がっているだけじゃないのか。心の奥底では泣いているんじゃないかと疑うこともあるが、そういう毛色の感情はみたらない。

寂しさを感じてからじゃ間に合わないのかな。

理不尽な世の中だよ。ほんと。

こんな自分をぶち壊してくれるぐらいの人が現れないだろうかとたまに思う。

全てをひっくり返してくれて、私が一緒にいたい。いさせてください。すべで捧げさせてくださいと思えるお姫様を募集はしているのだが、そういう人が存在しないことを分かっているので、二次元にしか興味が湧かない。

「待っているだけじゃ何もない。自分から行かないと」

とも言うが、行き先がないから困る。行き先がわかっていれば、苦労しない。


今なんとなく孤独について書いていたら、わかった事がある。それは...

一人好きになった時点で人生が破綻している。

と言うこと。一人気質を持って生まれた時点で運命は決まっているのかも。正しさが曲がっているから、真っ直ぐには進めないのだ。

客観的に見ても、私は痛い奴だと思う。

でも、それ以上に自分を曲げたくなくて、道を逸れて藪の中を進む馬鹿な人間でもある。

はたして、その薮を抜けて幸せを掴めるのだろうか。10年後、20年後が楽しみだ。

未来の私が笑っていてくれたら嬉しい。

星空の下でソロキャンプをしながら綴ってみるのでした。おやすみなさい。





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