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人材業界に関わり続けた結果、「遊び」という答えにたどり着いた話。

ー育てる”べき”があるとすれば、それは「楽しむ才能」

現在阿蘇に移住してきて、大自然の中で自然に親しむ生活に身をおいているけれど、キャリアの大半は東京で会社員をしていました。

今回は、タイトルにも書いたように、なんで私が「遊び」や「楽しい」を最重要視するようになったのか、というところのストーリーをちょっと振り返ってみようかと思います。

■学校より仕事の方が好きだと気付いた働き始め時代


大学には行っていたものの、就職活動にピンとこなかった20年前当時のわたし。

結局活動に時間は割かず、デザインとかを学ぶ学校に入り直そうかなあなどと考えていました。そんな中バイトをしていたら気づいたのが「仕事って、自分でテーマ決めて勝手にゲーム感覚でクリアしていける。おまけにお金までもらえる!やば!!向いてる!!!」ということ。笑。

真面目に出された課題を提出していくことがあんまり好きになれなかった私にとっては、目から鱗。もう、働こう。そう思って、自分の今のテーマを決めてはやりきり、ご飯を食べるかのごとく簡単にできるようになったらクリアして面白そうなところに転職する。を当分繰り返しました。

今のライフスタイルから考えたら、いわゆる”社畜”と言われても仕方ないようななかなかハードな長時間労働も確かに長かったのだけど、ところがどっこい好きでやってるから全然消耗感がない。どんどんこい!次はどこまでできるかな!っていう感じで楽しんでやれていた。

でも肉体を持つ人間なので、やっぱり体は疲れる。
最寄り駅にあるマックで、夜中の12時すぎに食べなくてもいいビッグマック食べてから寝るなんていうことも日常茶飯事ではありました。笑。

でもやっぱり、文句なんかはありながらも、目の前の仕事を楽しいねー!って言いながら共にできるいい仲間たちに恵まれたこともあって、会社員時代を振り返って出てくるのは、だいたい「楽しかった!仕事すき!」という記憶。

社会的に言えば、アルバイトから始めたキャリアだけど、どんどん面白い組織、優秀で楽しい人たちと一緒に仕事をさせてもらえた経験は宝ものだなあと思います。


■人事・人材領域に関わっての気づき


今になって、プロデューサーに適正があるのも納得なように、若い私はどんどん人材教育や組織の中でどうすれば人が楽しく取り組み、組織もいい風になるのか。人の個性や魅力はどうすれば引き出せるのか。ということに惹かれていくようになりました。

あらゆる研修プログラムや手法に触れるほどに、「かくあるべし」を押し付けても一過性だなあ、、というもどかしさを感じたり。

自分自身も、ある転勤の仕事をきっかけに、「のれんに腕押し」の環境で努力の方向が定まらない状態での仕事に葛藤と疲弊感を感じたことがあります。

結局「仕事はこういうもの」みたいな観念が今よりも強かった時代背景があったように感じるし、「個人」と「組織」のしあわせの感覚が繋がっていなかったこともあって、「楽しさ<正しさ」という時代が長かかったのだな、と思います。そして私自身も、わかっていながらも心よりも頭を重視していた時代が長かったと思います。

【どういう時に人は動くのか】
でも結局、実際どういう時にヒトは、コトは動くのか。

・休憩の時のリラックス時間の雑談から繋がりが生まれる
・デスクを離れたお散歩時間で、アイデアを思いつく
・一緒に遊びにいって、さらに仲良くなる
・一緒に何かしたいと思ってもらえたら、たいていの何かは乗り越えられる

これって結局全部「楽しさ」とか「リラックス、ゆるい感じ」から生まれてるよね。と。
今の時代ではもうみんな言ってる当たり前のことだけど。

だからその人の個性を活かして最高に魅力的な状態になるためには、
遊べばいいんだってなりました。

全力で遊ぶ。ふざける。

「遊び」や「楽しい」って浅くも解釈できるけど、表面的で受動的な楽しさじゃなくって(それが悪いとは言ってない)、もっと自分自ら生み出していく面白さって、たまらなく楽しい。熱を感じる。

育てる”べき”があるとすれば、それは「楽しむ才能」

その楽しさに身を任せて夢中になる楽しさ。

やっぱりせっかく生まれてきたからには、そんな熱量ある楽しさを自分の人生とストーリーで体験したい、と思う。

だからこそ、それをやってる人に注目しちゃうのは、みんなの心のそんな望みのあらわれだと思うから。

そしてその熱は、自分で育てるもの。
自分でエネルギーと時間をかけて、薪をくべては火を大きくするもの。

わたしはこの薪をくべる作業を人とともにするのが大好きなので、仕事にしたいと思った。仕事というか、もう「お願い。頼むからさせて!」っていう感じ。笑。

わたしの才能が、届くべきより多くの人に届いて役に立てたら嬉しいし、なにより私自身の「楽しい遊び」なのです。


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