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オーストラリア留学記4 / 父の一言で帰国を決意

お久しぶりです。気づけば前回のnote更新から1ヶ月以上経ってしまってました。

というのも、この1ヶ月間色々な葛藤、迷い、感情のぶつかり合いがあり、本当であれば今頃仲間と旅をしていたタイミングだと思うと、今も申し訳なさと残念な気持ちでいっぱいになります。

今回のnoteでは帰国を決断した背景と、
「3月になるまでは決め切らない」と決めていた4月以降の今後について書いていきたいと思います。


本当は4月頭に帰国予定だったのに

私は今回の留学を、学生ビザでもなくワーホリビザでもなく観光ビザで渡豪していたので、どの道4月頭にはオーストラリアを出国しなければいけなかったのですが、予定よりも1ヶ月ほど早い帰国となりました。

あえて観光ビザで行った想いについてはこちらでつらつらと綴っています✍️

何が起こったのかというと、しょうもない話と言われればしょうもないのですが、歯の神経に異常が出ちゃった。それ以下でもそれ以上でもなく、この歯から顎、首あたりまでに突如襲ってきた激痛のせいでした。

元々、渡豪する前から調子は良くなかったのですが、まぁ3ヶ月くらいなら耐えたれるかなと思って甘くみてたツケが回ってきたんですかね(笑)

ちょうど2月中旬ごろで、1日ベッドから動けないくらい痛い日もあったのをよく覚えてます。

やっと現地の生活にも慣れてきて、英語も楽しくなり、海外の友達もできて、渡豪前に作ってたウィッシュリストを制覇していこうとしていた矢先、もう最悪のタイミングでしたね…(笑)

当然私の入ってた海外保険は歯の治療は含まれておらず、高額になるのは目に見えてたので歯医者に行くのかも1週間ほど痛みに耐えながら悩んでました。

虫歯の痛みとかではなく、神経にウイルス入っちゃった系で、しかも顎通り越して首まで来てるんですからそりゃ痛かったです(笑)

思いの外、弱かった自分

今は日本に帰国して歯茎を切ってもらい応急処置で落ち着いてますが、本当に痛みがひどかった時は同時にメンタルもめちゃくちゃ落ちてしまっていて。

なぜ今なのか?
1年半かけて準備してきたのにこのタイミングで海外生活を断念するのか?
すぐ治療できる保証はないし金額面もどうする?
何より貴重な時間をこの不安な感情と過ごすのがしんどい

とかもう色々考え出すと止まりませんでしたね。高校生ぶりに泣きながら親に電話したのも、今となっては笑い話です(笑)

「辛い」というより「悔しい」「情けない」の感情の方が強かったかも。

割と集大成じゃないですけど、自分の中はこの留学が大きな決断の1つだったのに、歯ごときで帰国?とか思うとほんっっっっっっとうに悔しかったですね。

と同時に、今自分がいる場所が日本ではなかったことも、メンタル落ちてた要因の1つだと思いますし、割と自分のメンタルの脆い部分が顕著に出ちゃったなと。

メンタルダウンして毎日のように海見に来てたビーチ

あ、でも結局高額な費用払うと分かりつつ、痛みに耐えきれなくなって3つほど歯医者は回りましたよ。今後オーストラリアで歯の治療される方の参考にしていただいたらと思うので一応費用も記録として残します。(本当に高すぎて泣きそうでした…)

  • 歯医者①

診察料 AUD150 = 15,000円ほど

ここの歯医者はレントゲンも撮ってくれて日本語通訳の方がいたので詳細部分まで話せました。診察だけで15,000円、うん!高いね!と思いつつも痛みがやばかったので堪えつつ….

「歯茎の下で何が起きてるか分からないのだけど、一旦抜歯はできるよ。抜歯は AUD400かな」

高すぎ、いよいよ笑えない。って感じでしたね
状況よく分からない中で4万円払ってリスキーな抜歯お願いするのは自分の中で選択肢になかったので一旦保留。

他の歯医者の意見も聞いてみようと思い2ついきましたが、どこも同じ回答でちゃんと治療してもらいたいなら日本に帰りなさい。が答えでした。

  • 歯医者②

診察料 AUD145 = 14,500円

  • 歯医者③

診察料 AUD140 = 14,000円

診察のみの相場はこれくらいでしたね。特に治療はしてもらわずでこの値段です。

今まで厳しかったはずの父の一言

もういよいよ帰国する選択肢が色濃くなってきて、やっとの想いできたオーストラリアをこんなに早く切り上げていいのか1分1秒葛藤してました。でも日に日に痛みを増す歯と神経。

性格的にあまり親には弱いところを見せたくないタイプで(自分から電話することなんて滅多になく)、親の声聞くのもお正月以来とかだったのですが、その電話越しで父に言われた一言。

「自分の身体と健康を1番に考えなさい。それだけです。あとは自分で決めろ」

父親は本当に厳しいタイプで、99点のテスト見せても「なんであと1点、100点取れないんだ」ってめっちゃ怒ってくるような人で。多分今回もふざけるな!くらい怒鳴られるか〜って思ってたのですが、予想外に冷静かつ的を得た言葉が返ってきて、冷静になれた自分がいたのも事実で。

当たり前だけど分かってなかった、自分の体とか健康とか後回しで頑張ることが美徳だと思ってた自分の考え方は、ある意味まだまだ子供の考えだったなと思いました。

決めてなかった4月以降を決めるきっかけに


「早く帰国して、1日でも早くオーストラリアに戻ってこよう」が父の一言で、できた決断でした。

何もできないまま帰国してしまうかもだけど、痛さを我慢して過ごすこの時間にプラスな感情を抱けなかったので、再度オーストラリアに戻ることを決め、帰国を決断しました。

2ヶ月と少しの間しか生活を送れませんでしたが、人も文化も、街の雰囲気も自然も、出会った人たちみんな、社会人になってからずっとモヤついてた私の気持ちを晴らしてくれたくらいに、素敵な時間でした。

7年前と同じかそれ以上に、またここに戻ってきたいと思えてる自分がいたのも事実で。今度は、観光ビザではなくワーホリビザに切り替えて「長く居てもいい」環境と共に、再渡豪する予定です。

なぜワーホリに切り替えたかは、長くなりそうなのでまた別のnoteで書くとして、とにかくこの2.3ヶ月は歯の治療に専念するのと、また金銭的にも仕事をモリモリ頑張る期間になるかなと。

なので今回の帰国は帰国ではなく一時帰国!って自分に言い聞かせつつ、また渡豪できるのを楽しみに色々踏ん張る期間かなと思ってます。

5月ごろまでは、会いたい人に会い、日本の良さと文化をめいいっぱい吸収し、仕事を全力で頑張って、5月下旬か6月に再渡豪するのを目標に、また1からスタートします。


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