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9月7日 風はどこから吹いている?

風はどこから吹いている?どうして吹く?といった子どものような疑問をgoogleに投げかけた。気圧の差、気圧が高い方から気圧が低い方へと空気は移動しようとする。その移動が風となって現れている。

そういえば、日本のポップスにも、風になりたい、や風になって、と言った歌詞がある。風を志向するのは、人間の本質が風のようなものだからで、この物質的な限界から解き放たれて、そこに戻りたいということなのだろうか。それこそ、生まれた時から死を志向するのが人のような気がしてくる。

何もないように見える空間にも空気の密度に差がある。私たちが身体という形を成しているのも、このように見えないものに周りから支えられているから。無重力空間では形はとどまらない。

風になるとは、気圧の差を生じさせること?気圧の境目にいる。気圧を変える。気圧とは、目に見えないけれど私たちのムードやリズムに影響を与えているもののメタファー?

お茶を淹れる機会をいただいて、このまえのパフォーマンスのことを思い出した。舞台で踊ることとお茶を淹れることはなんだか似ている。その場の空気に風を通すようなことなのではないか。あちこちにバラバラとしている人々の意識をぐっとひとところに集めて密度を高め、そしてその力を抜くようなパフォーマンス/お茶の場合はその香気や味わい、温度、色味、器の質感、その他たくさんの要素が気圧の差を生み、風が発生するような、イメージ。

私は私を捨てて、空気に従い、空気を通す筒のように在ることを目指すだけ。

台風が夜中に来るという予報で、帰り道、ぽつぽつと雨が降り出した。同時に、お腹の中のものがぐっと下に下がってくるのを感じた。私の体質は乾きやすく熱くなりやすいpitta-vataだから、雨によって少しそれが落ち着くと、すごく気持ちがいい。

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