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カナダ留学日記87 World Tourism Day
私の専攻はツアリズム&ホスピタリティなのだが、ツアリズムのクラスの教授から、ぜひこのイベントに参加するように、と以前から何度も言われていた。
実はこれを書いている今現在9月27日(水)は「World Tourism Day」(直訳するとまんま「世界ツアリズムデー」)だったのだ。私の通うカレッジにあるイベントセンターで、ツアリズム業界で働くゲストを招き、ツアリズムの現状についてみんなで話し合おうという試みで、毎年行われているそうだ。
イベント時間は9:00〜11:30が午前の部、13:00〜が午後の部だ。せっかく教授たちが企画してくれているので、私も参加したかったのだが、あいにく水曜日は12:30から講義がある。せめて午前中の部だけでも顔を出そうと思って早起きして参加してきた。
私は時間にとても神経質で、何かのイベントがある時には開始時間の30分前には会場についていないと気が済まない。ただ、これは学校のイベントだし、強制参加でもないので、いつもより気楽に行くことにした。
8:45から入場開始とあったので、8:30に着けばいいかと思っていつもより早起きして学校へ向かった。
なんと8:10分に着いてしまった。やはりどうしても早め早めになってしまうのだ。遅れるより全然いいが・・・
一応イベントセンターに行ってみると、誰もいなかった。早すぎたのだ。
課題をやりながら30分ほど過ごし、8:45に会場に着くと・・・・やはり誰もいなかった・・・いや、主催の教授が2人だけいて機材の用意をしていた。
「イベント会場はここでいいですか・・・?入ってもいいですか?」と聞くと、「もちろん!9時からだから席に座って待っててね!」と歓迎してもらえた。
1人で座っていると、後から他の教授やゲストがやってきて、みんなで打ち合わせを始めた。そろそろ9時になるのだが・・・学生は私以外誰も来ていない・・・
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私のクラスの教授もゲストとして呼ばれていて、声をかけてくれた。
教授「ハイ!アンビ!来てくれたのね!嬉しいわ!」
私「ハイ!教授!私しかいなくてちょっと緊張してますが・・・」
教授「一番乗りおめでとう!」
9時20分ごろ、やっと他の学生も10人ほど現れてイベントが開始された。
教授「みんな今日はなんの日か知っているよね」
学生「世界ツアリズムデー」
教授「実は世界チョコレートミルクの日です」
学生「!??」
World Chocolate Milk Dayだったらしい。
別の教授「実は世界餃子デーでもあります」
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という冗談はさておき、ツアリズムについての話が始まる。
今回のテーマは「オーバーツアリズム」である。観光地が、観光によって経済的に豊かになる一方、多すぎる観光客の影響でネガティブな影響を受けることもあるということだ。
コロナのパンデミックの際に、観光業は打撃を受け、観光地は一時的に静かになったのだが、今、また以前と同じ問題が持ち上がってきているそうだ。
やはり観光といえばヨーロッパ!ということで、マドリードやミラノやその辺の観光地の一般市民のインタビュー動画を見せてもらった。
市民
「道が混みすぎて使えない。渋滞がひどくて家に帰れない。観光客向けの軽食を売る店が増え、自分達が使う日用品や食料が買える場所が減った。」
なかなか厳しい問題である。このことを同居人Yちゃんに話したら、「沖縄の離島と同じ悩みだね〜」と言っていた。(彼女は沖縄出身)
そう、日本だって他人事ではない。
自分が旅行好きなもので、観光といえばポジティブなイメージばかり浮かんでしまうが、これからこっちの業界で働く可能性がある身として、きちんとデメリットのこともわかっておかなければいけないな。と身が引き締まる思いであった。
その後はテーブルごとのグループワーク、会場を歩き回って意見交流などのイベントが始まった。私はこういうのは好きじゃないのだが(英語だし)、前職のブラック業界に属していた時の研修で死ぬほどやらされたので慣れていた。何事も経験である(?)
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その後はゲストを招いてのトークタイムなのだが、その前にスナックタイムが入った!
会場の外にずらっと並ぶコップと皿。
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トークショー中、朝早く起きたので眠くなってきてしまった。うとうとしながら頑張って聴こうとするのだが、ゲストの英語が流暢すぎてあまり聞き取れず・・・
11:45には前半の部が終わった。
参加者は全体で30人くらいであったのだが、私のクラスの人たちは誰も来ていなかった(笑)
グループチャットでは「朝早すぎて無理」「課題が忙しくてそれどころじゃない」「出席したところで点数がもらえるわけでもないのに…」との言葉が飛び交っていた。まあ気持ちはわかる。私は昔から要領が悪いというか、みんながスルーするようなこういうイベントにも「付き合いもあるし・・・」みたいな気持ちで参加してしまう。大学や職場の飲み会も「行きたくない」のに断りきれなくて一応参加してしまうタイプだった。誘われると弱いのだ。
ただ、とりあえず、我々のクラスの担任もいたので、誰も来ないよりは、私だけでも一応参加しといてよかったな・・・と思った。
学業の点数的な意味では、課題がたくさん出ている週の、朝の貴重な3時間を割いてまで参加して得になるイベントではなかったのかもしれないが、個人的には面白かったなと思う。いろんな英語が聞けたし…(?)
私は英語で話を聞き取る力がまだまだ未熟なので、イベントには積極的に参加して耳を鍛えていきたいと思う。
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