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自分のパワーを取り戻す方法

自分のパワーが今、ここにないと、私たちは本来のパワーを発揮できません。
過去にあった出来事、あるいは遠い未来のことを考えているとき、私たちの意識は今ではない他のどこかにいるのです。
しかし魂は、今、ここにしか存在できません。
心ここに在らず、と昔の人は言いましたが、それは魂が抜けている状態(パワーやエネルギーが不在)なのです。

今日は、私たちのパワー(エネルギー)が失われている状態とは一体どういうことなのか、を説明したいと思います。

”自分の世界は自分で作っている”というのは、いわゆるスピリチュアルな真実ですし、よく耳にする言葉ですよね。
私自身もこの言葉の意味を、本当の本当の本当の意味では理解していなかったなぁとつくづく思うのです。

ただ、どこをどうやっても必ず行き着く答えがこの言葉に集約されている!そんな風に感じます。

言葉で語ることは簡単だけど、”実際に体験したことを語る”のとそうでないのとでは、伝わるエネルギーの流れ方が全然違う。

少し心がざわざわする方もいるかもしれないけど、以下の内容に当てはまるものがあるか、一度考えて見てください。

  1. 自分で自分の心をコントロールできない。

  2. 常に自分の味方でいてくれて、自分を肯定してくれる誰かが必要。

  3. 自分の理想を叶えた人、あるいは成功している人の言葉に信頼を置く。

  4. 数字(お金、賞賛、実績)を信じる根拠、信頼できるものだと感じている。

  5. 今より自分が幸せになれる場所、仕事、人々がいると信じている。

  6. パートナーシップにおいて、”自分の〇〇するべき”を満たしてくれないと愛がないと感じる。

  7. 自分を犠牲者だと感じたとき、相手が謝るまで許せない。
    あるいは相手を可哀想な人と位置付け、怒りの感情を感じないようにする。

  8. 対人関係において、その場の雰囲気を壊さないように(無意識でも)頑張ってしまう。調和を取ろうとする。

  9. 弱い立場、保護を必要とする立場、と位置付けることで自分を守る。

  10. 誰かの言葉を自分の攻撃のように捉えるクセがある。
    他人からの批判に敏感。



上記項目に少しでも当てはまるのであれば、自分のパワーを失っている可能性が高いです。

実際に今までの私は、すべての項目に当てはまっていました!笑
そうだったからこそ、こうやって自分なりの言葉で語れるのだと思っています。

先ず、”自分にパワーがない”とはどういう状態なのでしょう?

●自分で自分のことを満たせない
●自分の価値を外側に求める
●不足感や無価値感を感じる
●思考が今ここではなく、過去あるいは未来にある


つまり、自分で自分の人生を切り開いていく勇気、そして自己信頼がない状態なのです。
では、どうすれば自分にパワーを取り戻すことができるのでしょうか?
どうすれば、自分を信頼することができるのでしょうか?

もっとも大切なことは、『自分の人生に責任を持つこと』です。
これは、冒頭でも話したように、自分が自分の世界を作っていると理解する、あるいは理解しようとすることです。

ここをもうちょっと詳しく話しますね。
自分の人生に責任を持つ、ということは、自分の過去の感情体験は自分が作り出したものだ!と認めてまるっと引き受けることです。

例え誰かが自分を傷つけた、裏切った、ひどいことをしたとしても、事実と感情は別なのです。一つ例をあげますね。

例:信じていた人にお金を盗まれた。
(最近の大谷選手の話のよう…笑)
→事実)お金を盗まれた。
→感情)信じていた人に裏切られて悲しい。許せない!

事実のみであれば、しかるべき対処をすればいいのですが、ここのポイントは感情体験です。私たちは、感情が絡むと途端に執着が生まれます。

「許せない!」この感情が、私たちのエネルギーを奪います。
つまり、この感情を感じさせているのは、他の誰かではなく自分自身なのだとまるっと覚悟を決めて認めることです。
相手を許すのではなく、許せない自分を許す!のです。

「すべて自分のせいだと認めることは、自分の意識ですべて変えていけるということ」

つまり、自分の世界は自分で作るという静かなる意志、覚悟。
そしてそれが、自分にパワーを取り戻すことなのです。

”誰かに謝ってもらえないと前に進めない”
”環境のせいで自分の人生が上手くいかない”

これは、この”誰か”や”何か”に自分のパワーをすべて明け渡しているのと一緒なのです。

”自分の人生を自分で作ることができません”
”誰かや何かが変わらないと、私の人生は良くなりません”

と、言っているのと同じです。

自分の感情は自分で癒し、慈しみ、大切に扱うのです。
誰かに癒してもらうのではなく、自分で自分を癒すのです。
自分を責めることでもない、相手を責めることでもない。

感情をそのまますべて認めて引き受ける、感じ切る。
感情を感じることを許可したのも自分。
その感情を手放せないのも自分。
過去の感情体験を、本当の意味で自分のものだと理解するからこそ、手放しが起きます。

頼ることと、責任を持つことも違います。
すべて自分一人で何とかしなさいと言っているのではありません。
自分で自分を癒せると、他人に期待をかけなくなります。
他人は、自分の欲求を満たしてくれる相手ではなく、シェアする相手だと認識できるからです。

そして、自分で自分の感情に責任を持つことではじめて、”本当の自分を生きる”スタートラインに立てるのです。



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