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2020年代は、婚活にはしんどい時代なのかもしれない。

はじめに断っておきますが、あくまでも個人的な意見ですし、誰が悪いという批判をする記事ではありません。

今、昭和的な考えから令和への時代の変化や様々な風潮が混じりあって、婚活にはしんどいタイミングなのではないか、と感じています。「昭和的な考え方」と言われたらある程度のイメージができるかと思いますが「平成・令和的な考え方」と言われるとピンとこない方が多いのではないでしょうか。世代が若くなるほどに価値観が多様化し、一般論として語ることが難しくなっているような気がします。

それが婚活においての考え方にも影響し、婚活がしんどい時代になっているのではないかと考えるようになりました。そうなった原因を私なりの解釈で書いていきたいと思います。
というのも、私自身が彼女と小学校が被らないほどの年齢差があり、価値観の違いに時折驚くことがあるからです。ちなみに私は平成初期生まれ、いわゆるゆとり世代です。地方出身で、一回り以上年上の人たちと交流が結構あったので比較的昭和的な考え方をするタイプだと思います。

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■SNSの普及と草食化

私が学生のころは気になる女性をご飯や飲みに誘うことは男の役割だと思って割と気軽に誘っていました。
しかし、今はナントカハラスメントと言われたり、SNSでLINEなどのメッセージが晒されたり、といった可能性があると考えると女性を気軽に誘うことは難しくなるように感じます。幸い、私は学生の頃の経験(主に失敗)があったので、彼女とは私がコントロールしながら関係を築くことができました。

私が学生のころはまだSNSがこれほど普及していない?時代でしたので、失敗しても仲間内の笑い話で済みましたが、今ではそれすらも難しいと感じています。一度ネットで晒されて炎上したら、人生積んでしまう(ネットにずっと残ってしまうのはもちろん、退学や退職に追い込まれることもある)ため、そこまでのリスクを取るくらいならと草食系になってしまうのは仕方のないことではないでしょうか。

そう考えると、現代では女性から誘う方が上手くいくような気がします。私も、彼女と初めてツイッターのDMをしたのは彼女からでした。匿名とはいえDMを送って迷惑だと思われたら嫌だなと思っていたので非常に助かりました。後からそのことを彼女に聞いたら「誰かに取られたくないと思ったから自分からアクションを起こした」と言っていました。

■コミュ障とコミュ強

SNSや周囲の話を聞いていても婚活界隈において、まともにコミュニケーションが取れない人が体感的に増えているような気がします。
例えば、会話がオウム返ししか来ない、聞いたことについての答えが返ってこない、勝手に謎の妄想をして距離感がおかしい、といったことです(きちんとコミュニケーションができる人はさっさと結婚し、婚活界隈から出て行ってしまうため必然的にコミュニケーションに難のある人が残り続けてしまうことはあると思いますが)。

それは、受験戦争で友達と遊んだり喧嘩したりする機会が少なかったり、核家族化が進んでおじいちゃんおばあちゃんはおろか地域の人と関わることもあまりなかったり、といったことが原因だと考えています。
また、部活などでも厳しい指導ができなくなり、上下関係や空気を読む力を身につける場面が減ったことも原因としてありそうです。

このように、人と接した数や失敗の多さがコミュニケーション能力の差に繋がってくるように思います。このあたりも親世代の人との関わり方や地域差などもかなり影響してきそうです。

■経験と情報の差

インターネットの普及で調べればたくさんの情報を瞬時に手に入れることが可能になりました。「ググレカス」という私世代では全盛期であったワードも既に当然のこととなり、全く聞かなくなりました。
そんなこともあり、インターネットで知ったことを自分のものにできた、と錯覚している人が増えている印象があります。

家にいながらスマホ一つでかなりの情報量を手に入れることができる中で、わざわざ自ら取り組むことは効率が悪いと感じてしまうことは私にもあります。
しかし、経験と情報が繋がってこそ自分のものにできるはずで、百聞は一見にしかず、とも言えます。情報として知っているだけの頭でっかちと、実際に自分で試してみるという経験の差もどんどん広がっているように感じます。知れば知るほど行動に移しづらくなるとも言われていますし、まずはやってみるという姿勢が大事だと思います。

考える→挑戦してみる→反省する→次に活かす、これらを繰り返すことでネット上の情報の真偽も判断できるようになるし、情報をより活用できるようになるとも感じています。
情報が溢れている現代だからこそ、あえて成功と失敗の両方を自分の経験として蓄積していく。それが婚活だけでなく、これからの人生に大きく関係してくることのように思います。経験と情報が相互にリンクできるようにバランス良く身につけていきたいものです。

■お金の使い方

いわゆる「奢り・奢られ問題」ではないですけど、お金の使い所・使い道の強弱もまた多様化して、婚活界隈では常に話題になっています。パパ活などで簡単に大金を手に入れることができてしまうと金銭感覚が狂ってしまう、というのも多様化に拍車をかけているようにも思います。

我々世代は生まれてからずっと景気の悪い時代を生きています。少ない残高とにらめっこしながら倹約や貯金をしていれば、どーんとお金を使う場面もそんなに多くありません。いいモノやいいサービスに対して、それなりの金額を支払う機会はもちろんですが、お金の使い道で失敗することもまた一つの勉強です。
どうしても守りに入ってしまい、食事=安く済ませるというマインドが染みついてしまうと、女性との食事でも安いお店を選んだり割り勘にしたくなってしまうのもわかります。

私も決してお金に余裕があるわけではありませんが、この人と付き合える可能性があるのならと考え、痩せ我慢&見栄っ張りで奢っていました。言い方は悪いですが、この人と付き合えるのならば、ここでのお会計は安いもんだと思っています。おかげさまで?自炊は得意になったので悪くはなかったかもしれません。

■最後に

私たちの親世代は情報を取り入れる源が同じである人が多かったため、ある程度考え方が似ているのだと思います。その子どもの我々が今の結婚適齢期でありながら現代は様々な考え方が広まっているので、親世代の考え方と現代の考え方が混ざり合い、様々な問題が出てくることは仕方のないことでしょう。
その時代の波の、色々な場所に我々がいることを認知するだけでも少しは心が穏やかになるような気がします。バックグラウンドが違うのだから考え方が違って当然である、それを理解して柔軟に歩み寄る努力を欠かさないようにしなければなりません。

そして、自分がどんな人と付き合いたいかを明確にし、その人と出会える場所に身を置くことが婚活において一番重要なことかもしれません。


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