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婚活もAIに任せていいものだろうか。

こんにちは。最近急速にAIが普及してきました。AIを活用したマッチング、プロフィール作成サポートなどです。私はアナログが好きな人間ですので、ここに違和感を感じてしまいます。
この違和感の原因を見つけたので、そんなことを書いていきたいと思います。

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■なぜAIを導入するか

あくまで私の推測ですが、AIを各サービスがこぞって導入するのは今の婚活ビジネスがシステム的に飽和しているからだと思います。結婚相談所にしてもマッチングアプリにしても、マッチングさせることが目的ですし、そのためにどれだけ会員数を増やせるかということが売上に直結します。そのために、飽和している中で差別化しなければ会員を増やすことができず、AIなどの新しい技術をどんどん取り入れていくということがあるのではないでしょうか。

とはいえ、AIを導入して相性の良い人をAIがリコメンドして、マッチングしてすぐ退会したら取れる月会費も取れなくなってしまうのである程度のパラメータの調整はしているとは思いますが。

私がマッチングアプリをメインに使っていたのは数年前でしたが、今マッチングアプリを調べると当時とは比べ物にならないくらいの種類が出てきます。非常に成長している分野であることの証明ではありますが、参入障壁が低いためこのように新規性をアピールしないと会員が集まりにくい、ということも現実だと思います。

■AIは意思決定能力を下げる

業界としてAIを導入する理由とは別に、利用者個人にもAIのメリットがあります。それは自分の意思決定のコストの大半をAIに任せることができるからです。

例えば、マッチングアプリで自分に会う人をAIがレコメンドしてくれる機能があります。今までは自分で検索して、プロフィールや趣味などを見て、ピックアップしていました。その手間(という名の意思決定)をAIが代わりにやってくれます。”自分の意志”で選んだのではなくて”AIに選んでもらった”ということは大きな違いだと私は考えています。

AIに選んでもらったとなれば、我々人間がやるのはメッセージをしたり直接会って話をしたりすることくらいです。自分で意思決定して選ばなければ学習もできませんし、次に活かすことも難しいでしょう。
もし、ヤリモクと出会ってしまったら選ぶ時に感じた何かしらの違和感が現実になるかもしれません。そういったことを反省して次に活かすためにも自分で考えて決めることは大切だと思います。

確かにそういったことは無駄という人もいるかもしれませんが、一つ一つの自分で決めた選択を消化していくことは迷いのない人生を歩むためには必要なことだと私は考えています。

■責任はどこにいくのか

先ほどの意思決定にも多少関わりますが、AIに決めてもらったらその責任はどうなるのか?ということもあると思います。自分で「この人良さそう、アプローチしてみよう」とアプローチしたけど結局全く合わなかった、という経験は誰しも(?)あるはずです。それは自分が決めたことですし、間違えた責任は自分にあります。私も間違えを認めたくないですし、責任も取りたくありません。

しかし婚活の中では常に自己責任が伴います。ヤリモクだろうが既婚者だろうが見極められなかった自分の責任です。でもAIがその責任を少し負ってくれるとなると、気持ちは軽くなると思います。「AIが決めたことに自分は従っただけだから」と。

表向きはそうなりますが、AIが責任をとってくれることはありません。最終決定者が自分であるということと、なんでもAIの言いなりにならないと自分を制御することは必要かもしれません。

■最後に

私はどうせAIを活用するなら「ヤリモク度」「結婚本気度」とかそういったのを判定したらいいんじゃないかと思ったりしています。倫理的に無理だとは思いますが。

それは置いておいて、AIによるナントカという機能を実装して我々ユーザーが幸せになれるか、というところが一番考えなければならない視点だと思います。便利になる一方、自分では何も決められないような人間になってしまえば、パートナーとの関係を築くことも難しくなる可能性があります。

決めるところはきちんと、自分で決められるようになれると覚悟ができて張り合いのある人生になるような気がします。


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