令和徒然草④「思い出には勝てない」

「思い手と喧嘩しても勝てない」元プロレスラーの武藤敬司の言葉だ。

キン肉マンアニメ化決定→キン肉マン役が宮野真守氏に決定とのニュースをみたときにこの言葉が浮かんだ。
私が子どもの頃に夢中になったキン肉マンが続編の連載が始まっただけでも小躍りしたものだ。が、更にアニメ化と聞いてテンション上がったところで主役交代の報。
「今の神谷さんならまだキン肉マンやれるじゃないか!」と正直思った。
同時に「キン肉マンは神谷明以外認めん!」とも思った。
しかし、それは神谷明氏と宮野真守氏の対談見てその感想は変わった。キン肉マンというビックネームを継ぐ宮野氏の覚悟、神谷氏の次代にキン肉マンを残したいという思いが伝わった。
ここ数年、私達が知る「お馴染みの声」達が引退や死去に伴い交替が相次いでる。
それ自体は悲しいことだが、新たな声優によってキャラクターが生き続けるのは嬉しいことだ。

武藤敬司と同じプロレスラーの中邑真輔は「過去と闘って何が悪い!昔を越えようとして何が悪い!未来は俺が作る!」と言った。
今に生きる我々は思い出を更新し続けねばならない。


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