一目惚れされて付き合ったけど1か月でフラれた話
もうね、タイトル書いてて「意味わかんねぇよ!」ってなったよね。駅の改札内にある自販機でSuica使えないくらい意味わかんねぇ。
こんなことがあるのかと。その理由が更に意味わからないものだったので、「お前のキャパ狭すぎだろ!」と半笑いで突っ込みたくなったが、私の半笑いの時点で彼は気に食わなかったようだ。
そもそも2人は合ってないと思ってたし、なにか言いたい事がありそうだなと感じていたが、あまりに訳の分からないことが起きたので、悲しい!や、ショック!などと言った気持ちはなく、ただただ私は、人知れず不正出血したのであった。きっと、「は?」のところに違いない。
ここまでキャパの狭い男と出会ったのは初めてだった。
初めは「○○ちゃんが嫌だって思う事はしたくないから、嫌だったら言って、しないから」と彼は言った。私も、相手に嫌な思いさせてまでしたいことはないという考え方なので、同じ考え方なのだなあとその時は感じた。
しかし彼は秒で考え方が変わる男だった。言ってることとやってることが毎回違うのだ。
嫌か?と聞かれて、嫌だけどいいよ、と私は答えた。ここで嘘ついてもしょうがないし。「良くは思ってないことを理解してるなら別にいいよ」という意味合いだ。
いやいや、待て待て、まずな「嫌って思うことはしない」と公言していたことが前提なわけですよ。私は「嫌」だけ伝えて、GOを出す必要もそもそもなかったのだ。
だが、秒で考え方が変わるその男は違った。
「自分がやりたいと思ったらそれをやりたい。だから、嫌と言われても応えられないこともある」と。
おいおい、前提どこいった!!
突っ込みどころありまくりだったが、まあ別に「絶対やだ!」ってことでもなかったので、私は「どうぞ」という感じだった。
その結果、「○○ちゃんが嫌だって思ってるから、やっても全然楽しくない!無理!別れる!」という結論に彼は至った。
だから言ったろうが!!!!
「やっても楽しくないって感じる気がするから私はしないよ」と。
楽しくねんだって!相手が嫌がってる事するのって!嫌な思いしたのは私であることは間違いないのに、突如被害者ズラをしてきたのだ。それも、とんでもないドヤ顔で。
なんなら、楽しめないとかそんなのどうでもよくて、憧れていた人と付き合えてそれで満足してどうでもよくなったのでは?とも思える。彼に失礼かもしれないが日頃の言動からそう思う事が多かったのは事実。
別れるのはまあ、OK。その他の彼の話を聞いて、「付き合う」ということの認識にズレがありまくっている事に気付いた。だからOK。
私は、自分を思いやってくれる人に自分の思いやりを使いたい。これは過去のクソ男共から学んだことだ。ありがとう。
ちなみにこの話はまだちゃんとした決着は迎えていない。
彼が、自分の言ってることは無茶苦茶だ、とちゃんと気づいて、すみませんでしたと言ってくれればもういい。だがアイツは気づかないだろうな。
どうやら私は、開けてはいけないパンドラの箱を開けてしまったようだ。
その夜家に帰り、壇蜜と清野とおるの結婚を知り、清野ブログを読み返し朝方までゲラゲラと笑った。そう、彼に負けず、私もやべぇ奴であることは間違いない。
やべぇ奴とやべぇ奴は合わないのだ。
それは、簡単なお話だ。
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