沖縄移住のきっかけ

こんにちは

今日は私がなぜ沖縄移住に踏み切ったのかをお話ししたいと思います。

時は私が大学生の頃に遡ります。

大学生の時に、1人旅で行ったオーストラリアのケアンズで、体験ダイビング(ダイビングライセンスを持っていない初心者ができるダイビング)をしました。

その時に、初めて見る水中世界に衝撃を受けたのです。

なんで綺麗なんだ!!!

アリエルの世界が現実にあるんだ!!!

衝撃過ぎて、ダイビングが終わってから、その時に見た水中世界の景色を忘れないようにと、何度も何度も脳内再生したのを覚えています。

この景色、絶対に忘れたくない!って思いました。

その時の私にとって、ダイビングは非日常過ぎて、一生に数えるほどしかできないものだと思っていました。

そんな大学生1人旅を経て、就活をしなければいけない時期に入ります。

周りのみんなは就活ガチ勢でした。

そもそも、私が通っていた大学は偏差値60以上ある、それなりに有名な大学でした。

なので、周りは勉強してきて、着実にエリートコースを歩もうとしている人たちばかりでした。

そんな中、私はと言うと、勉強は小学生の頃からかなり時間を使ってしてきましたが

みんなが行くような企業で働くイメージが全くつきませんでした。

また、今までみんな個性的だったのに、就活になると一気にみんな足並み揃えて同じような見た目で、かしこまったことを言う、就活っていう行事が自分には受け入れられなかったのです。

みんなから引けを取るのが怖かったので、当時の私はとりあえず就活をしましたが、結局、自分の意思が伴わないまま、社会人になるのが怖くて、内定を辞退し、大学卒業後ニートになりました。

ニート時代は、一生懸命勉強してきた人生を棒に振ったような気分で、親の期待にも応えられず、当時の私は無力で、人生で1番辛かったです。

ニートになって約1年経つ頃に、流石にそろそろ何かしないとって思い、自分の意思で本当にやりたいと思えることは何か考えました。

それがダイビングでした。

あの時の感動をもう一度味わいたい!

あの時ガイドしてくれたインストラクターみたいな生活がしたい!

そう思い、どうしたらダイビングインストラクターになれるか調べました。

するとダイビングインストラクターになるまでには段階的に取らなければいけないライセンスが何個もあり、インストラクター試験を受けるための条件を満たすために必要な金額が200万円近くすることを知りました。

高過ぎて途方に暮れましたが、調べてみると、ワーキングスタディという制度が沖縄で盛んだということが分かりました。

ワーキングスタディ(略してワースタ)とは、月にほとんどお金がもらえない代わりに、ダイビングスタッフとしての経験を積ませてもらえ、インストラクター試験を受けるまでに必要な金額の多くを免除してくれる仕組みです。

いわば、丁稚ですね。

これに申し込むことにしました。

いろんなダイビングショップでワースタというシステムがありますが、私が働いたショップは月に5万円しかもらえませんでした。
その代わりに、無料で寮に住ませてもらえ、お米は無料でした。笑

そして、無事に沖縄でのダイビングスタッフとしての生活が始まりました。

最初は、1年だけ沖縄に住んで、インストラクターを取得できたら内地に帰ろうと思っていましたが、なんだかんだで沖縄に住み続けているので、結果、沖縄移住したということになりますね。笑

沖縄移住したというと、

『勇気ありますね!』『すごいね!』

と言ってもらえることが多いですが

そんなことはないんです。

ただ、自分が圧倒的にビビりなので、自分が明らかに行きたくない方向に向かってみんなと足並み揃えることができなかっただけなんです。

おそらく、就活をして、そのまま東京でOLをしていたら、沖縄移住は少しハードルが高く感じたかもしれません。

都内OLの楽しさも知らなければ、お金をたくさん稼げる企業で働く醍醐味も何も知りませんでした。

そもそも、ニートだったので、崩れるキャリアすらなかった。

だからこそ、恐怖心のない状態で沖縄移住できたのかもしれません。

もし、今、

ダイビングの仕事がしたい!

沖縄移住したい!

という人がいたら、勇気を持って是非沖縄に来てみてほしい。

なんなら、勇気を持たなくてもいい。

とりあえず一旦来てみてほしい。

すごく楽しくて、難しくて、でもやっぱり楽しくて、美しい大自然の世界が待ってるから。

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