僕が髪を剃った本当の理由
僕は姉の結婚式の数日後、人生で初めて髪を剃り上げた。
「なんで切っちゃったの?」
「切りたかったから」
こんなやり取りを何回しただろうか。
「昔の方がかっこよかったよ/似合ってたよ」
何回聞いただろうか。
...わかってる。まあ切るまではわからなかったけど。もしかしたら似合うかもと切ってみたが、まあ似合わない。
だから、「切りたかったから」というのはウソじゃない。僕には(髪が)死ぬまでにやってみたい髪型が4つある。
✓ボウズ
・アフロ
・ドレッド
・肩まで伸ばしパーマをかけ結ぶ
とりあえず一つはクリアしたわけだ。よしよし。
ただそこには僕の秘めた考えがあった。今の僕の状況を少し話すと、大学を卒業し、就職という道を選ばずに、ワーホリビザでオーストラリアへ行こうと思っていた。しかしそれをコロナの影響でほぼ断念。
まぁいわば人生で少し足踏みしている時期だ。そんな折りに僕は髪をバッサリ剃った。かっこよかった(?)自分を捨て、似合うかもわからないボウズにしたのには、ある理由があった。
「準備期間」
就職をせず、人と違う生き方をしている以上、自分の好きな生き方をして有名になりたいと思うわけだ。ここでは有名の定義は厳密にはしないが、それで生活できるくらいの有名さとでもしておこう。
30歳までには収入の柱を複数持っていたいと思うわけで、そうなると24歳の僕が準備にかけられる時間は2-3年。(生活が軌道に乗るまでに2-3年はかかると思うから)
準備期間が終わる頃にしていたい髪型が先ほど上げたうち最後のやつだ。
肩まで伸ばしパーマをかけ結ぶ
1ヶ月に髪は約1cm伸びる。(体感)※個人差があります
1年で12cm
3年で36cm
このくらいあれば、後ろで髪を束ねられるだろう。そう考え、僕は約1cmに髪を剃り上げた。
「髪が伸びるの同じように、僕も人間として伸び、伸びしろのある人生をものにしたい」
こんなことを思っていた。髪と人生の伸びしろをかけ、足踏みしている時期を少しでも工夫して小刻みに、楽しく足踏みできるように。
...意外と深く考えて髪を剃っていたな、という感想を持たれたのであれば幸いです。
まぁ実際の僕は、「やってみたいから切っちゃお〜」としか考えておらず、今までの話は全て後付けなんですがね。
ただ、やってみたからこそ似合わないってわかった。それは絶対に切らなければわからなかった。やりたいと思っていることをやってみれば、失敗だったとしても何か分かる。そこからなにか学べるものがあれば、やってよかったのだと思う。
僕は後悔していないし、今は後付けの"準備期間"とともにビッグになることしか頭にない。(髪がないというツッコミは御法度です)
やらない後悔より、やる後悔
失敗したっていいじゃない。もっと大きな失敗、ウェルカムだよ。
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