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家族のこと

「毒親」(毒になる親)を知っているだろうか。
どんな親が該当するかというと、
  子どもに暴力や暴言、ネグレクト(育児放棄)、教育虐待
  子どもの結婚や出産・育児への過干渉、妨害
  子どもが働いて得た資金を管理し本人の同意なく使う   など
子どもの年齢によって様々であるが、子どもの人生にとって害をなす存在だ。

私自身、実家にいた27年間を思い返すとき、
自分の両親は「毒親」であると思うのである。

なぜ、そう思うか。
 小さい頃は4人きょうだいの長女として家事手伝いは必須
 小学校へ入学後は、テストで100点や良い成績を残さなければ
 両親に叩かたり罵られたりした
 ランドセルを投げつけられたこともある
 中高生になるとより成績や進路に対して厳しくなり、
 友人関係、部活に対しては口出しするようになった
 下のきょうだいたちと比較され「お前が一番バカ」と言われたことも
 ちょうどその頃、体型も太っていたので、
 両親やきょうだいから「デブ」「大根」と揶揄われた
 学生時代、そんな両親たちを見返したくて大学で一番くらいの成績を取ったが
 「国立じゃないから」「大学は遊んだり、結婚相手を見つけるところ」
 「お前の大学レベルなら普通だし」「女子大で調子に乗るな」
 と言いたい放題。常に一人ぼっちだった。

 社会人になっても続く。
 全ての銀行口座を管理され、給与やボーナスは全て親の手元に管理
 毎日、食事中に「早く結婚しろ」と圧力をかける
 付き合っているパートナーがいると伝えると学歴や職種だけで判断してクレーム
 あげく、私の同意なく母方の祖父母に結婚相手を探させていた

実家にいた2年前、私はとうとう心の健康を失った。
担当のお医者さんからも家族との距離を取るよう勧められ、私は実家を離れた。
職場以外の全ての情報を断ち切るためにあらゆることを行って自分の身を守ることにした。

あれから2年。
私には新たな家族ができた。
こんな私を受け入れてくれる素敵な人たちと巡り会えた。
今はその人たちが本当の家族だ。

日本の民法では、どんな行政制度を使っても実親は子どもの情報を得ることができてしまう。だが、本当に自分の親がおかしいと思ったとき、自分の心が壊れそうなときは、役所や警察に相談することは必要だと思う。

そして、その時は必ず証拠を揃えておくこと。
録音、写真、何でもいい。スマホでできることでいいから証拠を残しておく。
その積み重ねが自分を助けることになる。

子どもは親の見せ物ではない。毒になってはいけない。
もし、自分が子どもを育てることがあったら、自分がされて嫌だったことは絶対にしないだろう。

今の家族と幸せに生活できていることに感謝して生きていきたい。

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