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家族のこと

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毒親との日々
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終わりなき毒親との戦い

内容証明が親の元に届いた。 ただ、内容証明の文言が気に入らなかったらしく、訂正を要求しなおかつ再びの特定記録郵便での郵送と私自筆の委任状のコピーを要求してきた。 私は調停までもつれると予想していたが、弁護士が入っていることを察知した親は「いい人面」を崩したくなかったのだろうか、返還要求に応じてきたらしい。 親の外面の良さに吐き気すら覚えた。典型的な毒親であるということがこのことからも立証できる。 私は恐れていることがある。 それは、全てが一区切りついた時、毒親や弟妹たちが

受けた傷はお金で癒えるのか

これまで家族のことも折りに触れ書いてきた。 両親から受けた精神的、身体的、経済的虐待は、私の心に大きな傷を残した。 恐怖の記憶と共に心に刻まされた傷は、擦り傷や切り傷のように見せることはできない。今になって親が私に言ってきた言葉を録音しておけばよかったと思うことがあるが、当時はそんな知恵を働かせる余裕なんてなかった。 自分の身の安全が確保されただけで良かったと思うしかないと思い込んでいた。 でも、夫や義両親と出会い、その考えは自分が受けた傷を見なかったことにしていることと

家族のこと

「毒親」(毒になる親)を知っているだろうか。 どんな親が該当するかというと、   子どもに暴力や暴言、ネグレクト(育児放棄)、教育虐待   子どもの結婚や出産・育児への過干渉、妨害   子どもが働いて得た資金を管理し本人の同意なく使う   など 子どもの年齢によって様々であるが、子どもの人生にとって害をなす存在だ。 私自身、実家にいた27年間を思い返すとき、 自分の両親は「毒親」であると思うのである。 なぜ、そう思うか。  小さい頃は4人きょうだいの長女として家事手伝いは

毒親サバイバーとして生きる

子どもは社会人になるまで親の元を離れることができない。 この世界には残念ながら子どもを一人の人間として尊重してくれない親がいる。 子どもを親自身の”所有物”と勘違いしているのだ。 しかし、子どもは小さい頃から親の一種の洗脳を受けているので、自分の親が毒親だなんて気付かない。 かく言う私も社会人5年目にして、親が自分にとって毒であることに気付いた。殴る蹴るといった物理的暴力、精神的暴力、教育虐待、モラルハラスメントと呼ばれるあらゆる方向からの虐待を受けていたことを、30歳近く

頭痛

大学生になった頃から頭痛との付き合いが始まった。 大学で社会の中で女性として生きていく術を学んでいた私にとって、実家の中は学んでいたこととは真逆の世界が広がっていた。 小さい頃から両親に言われていたことの妥当性が恐ろしく瓦解していく中で、自分がどんどん壊れていくかのように、その悲鳴が頭痛となって現れ始めたのだ。 両親の束縛を受けながら社会人になり、教師として働き出すと、毎日頭痛薬を2〜3回飲まないと仕事ができない状態になった。 両親や弟妹の前で体調不良を少しでも見せれば機嫌

毒親との戦いの準備

自分の家族のことや両親のことについて今までも色々と書いてきた。 私は、精神的虐待・身体的虐待そして経済的虐待も受けてきた。 精神的虐待や身体的虐待は記憶はあっても記録がないため何もできなかった。 でも経済的虐待については口座の入出金履歴から具体的な金額を割り出して調停などの法的措置に持ち込めることを知って、少しずつ準備をしている。 私の実家は決してお金がないわけではなかったが、親が子供を洗脳し虐待することは間違っている。まして社会人なった子供のお金までを搾取するのはおかし