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自分用のあらすじ⇒人に読んでもらうあらすじに<小説執筆>

先日、書き上げた新作のあらすじは、原稿用紙で50枚を超えました。
私の癖で、あらすじを書いているのに、つい本編に近くなってしまう、ということがあります。
気がつくと「これってもはや短編小説じゃないか」というシーンもあります。つまり、セリフも描写もしっかり書かれているということです。

書いていると楽しくなって、小説の中に入り込んでしまうのだと思いますが
当然、シーンによってムラがあります。内容的にも文章的にも密度の差があるので、これは揃えないといけません。

今の段階では、これは『自分用のあらすじ』です。このままどのシーンも密度を同じように濃くして育てていけば、やがて本編に近いものになります。本編を書く場合には、素直にこれをペーストして文章を整えていけば良いのです。

密度を濃くしていけば、本編へ、と進みます。
密度を薄くしていけば、あらすじへ、と戻ります。

今、やろうとしているのは『人に読んでもらうあらすじ』を作ることなので、できるだけストーリーの流れに絞って、スリムにしようとしています。セリフも情景描写もカットして、主人公の心理描写もあらすじとしては冗長にならないようにします。髪を散髪してもらうときに、揃えてもらうようなものです。
(もちろんカットした部分は、本編を書く際には必要なので保存しておきますが)

『自分用のあらすじ』と『人に読んでもらうあらすじ』の違いについては、以前の記事に書きましたので良かったらどうぞ

文章をスリムに絞っていくのは、それはそれで面白い作業です。本当に書きたいこと、核の部分は何なのかを見つめ直すことになります。
短い言葉でシャープに書く訓練になったり、同じことを書いているダブりに気づくきっかけになったりもします。

ということで、しばらくこの作業をしていきます。
以上、<小説執筆>の途中経過でした。

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