ドアが閉まります
パタンと閉じたドアの向こう
誰かいたのかな
何かあったのかな
一歩踏み出せなかったこと
許せるかな
今日も曇天 変わりなく
あなたがいれば何もいらないなんて
そんなの真っ赤な嘘だけど
乾いた空白の干からびたつなぎ目に
少しばかりの安らぎを
与えてくれるような気はするよ
どうせもうお互いさま
見ない聞かない
知らないふり
いつも誰かの景色が気に食わない
たらればばかりを消費して
閉じたドアの内側
流れていく景色は
いつもと同じ
いつも同じ
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