2時間前の世界

今から書く話は私が実際に経験したことだが、体験した自分自身が一番信じられないと思っている上に2度とあんな経験をしたくないと思っているので、意図的に試そうと考えている人に向けたこんな体験した人もいるよ的なものとして読んで頂ければ幸いです。

長くなるので先に結論だけ話してしまうと私は一度2時間前に時間が巻き戻った世界を今もなお体験しているのです。

先ずタイムリープという言葉を聞いたことがあるだろうか?

似たような言葉でタイムトラベルという言葉がありますが、これは現時点での身体を伴った状態で過去や未来に行くこと。

有名なものだと「ドラえもん」や「バック・トゥ・ザ・フューチャー」に出てくるタイムマシンやデロリアンのようなものを使って時間移動をすることです。

タイムリープはそれとは違い、現時点の意識だけが時間移動をすることを言います。

方法についてはオカルト系やスピリチュアル系のサイトで明晰夢が取り上げられている。

内容をザックリ言うと「夢をコントロールして過去の世界を作り出して、そこにいる自分の意識に入ろう」みたいなニュアンスです。

少し導入部分が長くなってしまいましたが、ここから私が体験したことを書いていこうと思います。

今から2年前、2018年の9月頃のお話です。

その日は連日帰りが午前1時過ぎで1ヵ月ほど休みが取れない中で上司・役員から休めと言われてやっと休むことが出来た貴重な休みの日でした。

正午くらいに起きてお腹がすき朝飯兼昼飯を食べた。そこからゲームやらマンガに時間を費やした後、14時に洗い物をしてまだ眠気があったので昼寝をした。

16時に目覚ましのアラームで起床。まだ身体がだるく少しゴロゴロしようと思っていたときにふとこんなことを考えました。

「金縛りやってみようかな」と。

自分で金縛りができる人は世の中に何人もいると思うので説明は省きますが

早速、手順を踏んでいってすんなり金縛りをかけることに成功。

その後は自然に解けるまで、この後買い物行って食材を買って、本屋で新刊買おうかなとか考えていました。

だいたい体感で5分くらいたったくらいで解けたので起き上がろうと上半身を起こしました。

すると、背中に違和感があるのです。

起き上がったはずなのに、背中に布団の感触がありました。

なんで?と思い瞬きをした瞬間、目の前の景色が部屋の壁から天井に変わりいつの間にか仰向けになっていました。

今のは何だったのか?リアルな夢でも見てたのか?とまた起き上がりました。

すると、また背中に布団の感触、気が付くと仰向けの状態。

なんだこれ?と再度起き上がっても仰向けの状態に戻る。

それから4.5回ぐらい繰り返して、全然起き上がれないので横に転がって布団から出てみました。転がって布団の感触から床の感触に変わったところで起きてみましたがまた布団に戻される。

もしかしたら、ずっと起きられないのでは。と頭によぎり段々恐怖でパニックになりました。

でも、どうすることも出来ないので固まっていると、部屋のカーテンが大きく揺れました。

その瞬間、上半身を起こした状態になり普通に布団から出ることが出来ました。

ただおかしいのが、洗ったはずの食器がテーブルの上に乗ったままなのです。

さっき洗ったよなと携帯で時間を確認すると14時を少し過ぎたところでした。

日ごろ疲れが溜まりすぎて頭がおかしくなったと思った。どうせまたこれも夢だろうからどこかで醒めると思い、試しに動いてみることにした。

冷蔵庫を開けたのだが、扉を開く感触がある。更に中にあるジュースを飲んでみたのだが味もする。

間違いなく起きてるし、現実だった。

その日から特に時間が戻るような現象は体験しておらず、今日まで約2年間平和に生きてきました。

あの現象が一体何だったのか未だに分かりませんが、あれ以降、自分で金縛りをかけるのは止めました。

もし、これを読んで自分もやってみようという人がいたら辞めることを強くおすすめします。

ずっと同じシーンが繰り返されて離脱することが出来ない状況はとてつもないくらいキツイです。

以上が私が経験したタイムリープ体験談です。

最後まで読んで下さりありがとうございました。








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