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「生きているのが嫌になったこともありました」 ーーー「そうか、私もだ。」

これはある日の学生さんとのキャリア面談の一部始終です。

あーりんです。こんばんは。

最近の自分の一部始終としては
「人生に迷う君に送る24の手紙」って本を買ったんだ〜〜
と仲間に話ししたら

大丈夫?病んでいるの?

と心配されました。
いたって心身ともに通常運行です。ご心配なく。



さて、今日は冒頭にもありましたが、私が出会った学生さんの話をします。
そこで自分が思ったこと、伝えたこと、私の信念をまとめています。

ちょっと長いかもですが、最後までお付き合いいただけたら嬉しいです。



まずそもそも
私自身、どんな学生さんとお話しすることが多いかと言うと、


・周りからは「明るいよね!」って言われることが多いけど
・実は自分に自信がなくて
・不器用で、上手くいかなくて、すぐに結果でなくて
・だから見えないところでコツコツ頑張って
・でも頑張ってもうまくいかないからその度ヘコんで、でも頑張って
・自分不器用なくせに人のために何かしてあげたい気持ちがあって
・人のことが好きで
・仲間思いで
・働くことにも前向き


こんな学生さんが多い気がします。



今回出会った学生さんもそのうちの1つ、

・実は自分に自信がなくて
が150%当てはまっている学生さんでした。

簡単に彼のことを話すと、
ぱっと見は運動部に所属していたこともあり、ガタイがよく、
the体育会と言われるような子でした。
だけれども、
小中はいじめられることが多く、また家庭環境も複雑で
根本的に自分自身に自信がない。
ネガティブ思考で常に最悪のことを想定している。
故に、表情もかたい。

そんな子でした。


結構色々なものを背負っていそうだな〜と思いながらも話をしていると、


「生きているのが嫌になったこともありました」

と。
ああ、そこまで思ったことがあったのか。




内心、私はこう思いました。


ーーー「そうか、私もだ。」




実は私自身も

ただ普通に生きていただけなのに
親友だと思っていた人は離れていく。
ただ大切なものを本気で大切にしたいと思っていただけなのに、
無情にも「それ」は離れていく。


人も何もかも、信じるだけ無駄。
人生、本気になるだけ無駄。
何したって自分はダメなんだ。


自分の生きる意味が見出せず、生きるのが辛かった時期がありました。



でもその出来事からプラスに転換できるか、マイナスに転換してしまうか、
これで大きく変わってくることを私はこのキャリアアドバイザーという仕事を通じて体感しました。

だからこそ彼はこの過去を踏まえ、未来をどう捉えているのか。
気になり、私は聞きました。

「じゃあさ、将来はどんなふうに考えているの?」

過去経験と話し方からネガティブな答えが返ってくるのではないか、
そう予想をしていました。


ですが、私は驚かされました。



「人を喜ばせたいんです。」


「感情が動くことって素晴らしい。心を動かせる仕事につければいいと思ってます。」
「僕はたくさん勇気付けられた。だからこの業界に恩返ししたい。」
「笑顔じゃないと人はやっていけないと思うんです。」



なんだよ、そのキラキラした顔。
そういう顔できるじゃんか。



彼が意気揚々と語る姿を見て、安堵に包まれました。

と同時に、そんなキラキラした顔を常に出せてこれなかった彼に対して
なんとも言えないやるせなさを感じました。



もっと出しなよそういうの…
生きてきた環境とか色々あるとおもうけど、
自分で自分の可能性閉ざすなよ…



安堵とやるせない感情が渦巻き、気づいたら私は、





思い切り机に拳を振り下ろしていました。





「「いいじゃんか!!めちゃめちゃ素敵な思い持ってるじゃん!!」」

「「自信持てよ!できるよ!!勝手に自分の可能性閉ざすな!!」」


恥ずかしながら、
論理もクソもなんもないし、目も真っ赤だったと思います。
涙を抑えるのも必死でした。

でも伝えずにはいれなくて。
今日がはじめましてだろうがなんだろうが関係なくて。

自分でもこの言動には驚きました。








「私と出会った学生さんは全員自信をつけて帰ってもらうこと」

これは私の信念です。
根拠のない自信でもいい。
何かしら自分に、過去に、未来に自信を持ち帰ってほしい。
そう強く思っています。



だから、私は本気でぶつかる。
誰に対しても本気で。真っ向から。
こんな自分みたいな弱っちい人間でも、ここまでやってこれた。
だからみんなにもできるってことを教えてあげたい。伝えたい。



できるできないじゃない、やりたいかやりたくないかだ。



この精神を持って、みんなにはキャリアを考えてほしい。
そう強く願っています。






まあ、本気になりすぎて、距離近くなりすぎて、

学生さんに「銀座のママみたいですね」と言われたり、

夜中にこんなLINEが来たり

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もはや学生さんもエージェントもない友達みたいな関係になっておりますが笑

まあ、それが私だしいんじゃないかなと。




今後も一人でも多くの学生さんに自信をつけてもらうべく、頑張ります!

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