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ある土曜日のnote


イメージ通りでもあるような

いや、期待していたイメージをどこかしら超えた旅、というよりワープというか時、時間にすると15時間の滞在で、心が元気いっぱいすぎるものなので、その心のままに書いてみよう


近年、仕事で縁のある土地、熱海へ

通常ならば家へ帰り、また明日に備えるところを、仕事終わりに駆けつけ、熱海を満喫し、また仕事に戻るという

ちょっとオトナならではな浪漫を体験したのです。

いつもはそんな老若男女のお相手をつとめている訳なので、大抵はふふふと思いながら観光客の動向をみていたり、土地の人人の営みを肌に感じ、飲み食い温泉宿の活動はささやかに享受することもありましたが、その前後と目的が違うだけで、行き先は同じ知っている場所や土地であっても、全く別体験なのでした。


何だか寒いのか暑いのかよく分からない中、長距離移動の仕事を終えてホッとしたのやら、旅気分がまだ続いているのか、家が近付くにつれ夕飯を悩みはじめ、普段は10日、下手したらそれ以上はざらなのに、たった1日空けるだけにしては荷造りもないし余裕があったのか、冷蔵庫はかなりきれいにして出かけたので、慌てて帰って食べなきゃみたいな食材もなしとなると…

各駅停車で一時間くらいうつらうつらし、ぱっと目覚めたのは行ってみたい器屋の最寄り駅。そこから先はひと駅ごとに行ってみたいワイン、ワイン、ワイン&串に刺さった肉、酒屋、思いつかないスキップ、大量のワイン&中華、ワイン…と気になる店がありすぎてどこへも行く前から気疲れしてしまい、荷物もあることだし傘はささなきゃならないかもだし、さらに沿線上を進むにつれて浮かびあがる会いたい仕事人たちの顔や佇みたい店、空間が次から次に繰り広がり続けたけども、さすがに今日はひとりの時間だよね…と思うのより先に、足というよりか靴が先に飛び出した感じがあったのが可笑しいのですが、最近お預け気味だったあんかけ焼きそばを目掛けわざわざ途中下車。

おさまらぬ旅?ワープ?の思い出の渦と、まぁまぁごちゃごちゃ量ばる持ち物が詰め込まれた無印良品の麻ずた袋を引っ提げて帰巣すると、つい最近入った自転車保険証券ともう一通もインパクト強めなもの在中の紙が届いていた。

服を洗濯しようと思い、地震も続くからと、割とためたままにするのが習慣になってきた出掛ける直前の残り湯が冷え冷えとしていたのを見、思考と動かす手の流れが止まってしまった。

一度流して、もはや残り湯のための自分の洗濯後のまだ温かな水分で服を洗おうと決めたら、急に眠くなってしまい、また寝間着に着替えずあられもない姿で、そこらに積んであるまだ布団カバーに入ってない布団や洗濯状況があやしいタオルケットや布団カバーや敷きパッドを体に被せて眠った。本当に悪い癖です。

じいやみたいな人が毎日寝床を整えてくれるお嬢さまな訳ではないから、いつかは自分でやらなきゃだけど、布団に布団カバー付けるの本当に苦手。デカい、ごつい、制御むずかしい素材、やたら失敗するから頭がパニクる。アロマスプレーとかで士気高め、息を止めてかかる。包丁で苦手な形状の食材切り刻むのと同じだ(笑)
寝袋はたまにならたのしそうだけど、毎日はいやだしなぁ…

今年の二月くらいから、ものすごく疲れを感じた時、ふと、ニュースや本の気になる箇所を適切に穏やかに読み聞かせ解説してくれて、清潔な寝床を毎日とりかえてくれて、一日どこかのベストタイミングで一度紅茶とか何か温かくておいしいもの淹れてくれて、菊か薔薇か何でもいい、植物を丁寧に育てているような紳士(名前すら知らなくてもいい、永遠じゃなくていい、歯はあった方がいい…段々と映画のみすぎかおかしい話になってくる)に世話されたいという妄想が段々リアルに膨らんできて、疲れてすぎているなぁ…自分、と笑えるは、妄想は至極はかどるは、していてたのしすぎる。多分、妄想するような紳士はこの世のどこかには存在すると信じられはするけど、いまの自分ではまず世話して貰えないだろうし、フィットする紳士は見出せなさそうだし、わたしの見返りの才とは…とか考えるといろいろ厳しい。
ただ単純に花を庭で育てたいし、知識を整理して物事をみたいし、おいしい茶が適度なタイミングでのみたいし、快適な寝具でぐうすか眠りたいだけなのに、それが大変なんだわーーーん

(今月中には、どうにか自分に適した良質な睡眠環境を考え整えたいと思います…)

眠さがとれるまで眠ったら、明るくなる前だった。

冷えきって、そんなに濁ってはなさそうにみえるけど、何か汚れを落としにくそうにみえてしまった水を流し、新しい湯を張る。

何日か前、爪に爪みたいな色のマニュキュアを探して、ひさしぶりに塗ったのだった。
何かしらぺたぺた触ったり、ぽりぽり掻いたり、何かと作業が止まない性分なので、すぐ爪先の色がはげちゃうのと、食べるものを扱うのに絵面があんまり好きじゃないから手元は滅多に塗らないけど、インスタグラムのおすすめで出てきてチラ見した全然知らなかった女優さん?ファッションモデルさん?の投稿が素敵ですっかり影響されてしまい、爪色ならいいかも?と思い、自分の爪色のネイルカラーを探してみた。よくみると地爪の色ってその時々で違うのも面白いし、やっぱりカラーは気分があがる。はじめてマニュキュアのお許しを受け、誰かオトナに塗って貰った少女の頃にかえった気持ちになった。爪色なので目立ちはしないが、塗って半日もしないではげ始めてもう落としたい感じになったが。
でも普段、気をつけてても何かしら爪に挟まったり染まってしまうインクやら土やら果実の汁やら塵、からだからの分泌物の類が隠されて都合がいいねとも思った。

足と手の爪色のカラーを除去。さっぱりする。

湯槽にいつも持ってゆく本を持参。
まだ本が読める気分ではなく、謎に湯槽で中腰になっていたら、'明確な目的には叶わないや、でもそれを打ち崩すことはできて仕事になってきたじゃないか…'みたいなことが急に思い浮かばれた。

(あれれ、さっきまでスローガンみたいにバシッとキマってた筈なのにぼやけちゃった。まあいいや、いつかまた何かのかたちで戻ってくることでしょう…)


しかし、よく分からないお天気

蒸すような、肌寒いような

熱海銀座の柑橘ロッカーで購入した柑橘(ところでこれは何だったかな?甘夏?)

まだ少しかたいから、これでは手でむけない。


果実を口に放り込みたいところだけど、もう少し待とう




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