作品を殺すのは誰か
私には好きな小説がある。
番外編を合わせれば一〇冊を越えるシリーズ作品で、登場人物の一人一人に奥深い設定があり、魅力的で、主人公とともに謎を解き明かしながら進むストーリーも臨場感があって大好きだ。
しかしそのほとんどがすでに絶版となっており、新品を入手することは困難になっている。また、シリーズはまだ完結しておらず、続編は存在するとのことだが、その公開・発売には至っていない。
そのシリーズ作品と、それを執筆している作家と、ファンの話をしようと思う。
とても長くなってしまったので