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10月7日ムスメシ戦に向けて🍉13 計量を終えて 明日の朝に青木真也をぶつけてきます

無差別級なので、計量によって試合がなくなることはないので、尿比重と体重を計るだけなのですが、人に体重をチェックされるのは緊張感があります。クリアと言っていいかは分かりませんが、尿比重も体重も通過して無事に試合をすることができます。

ここまでの紆余曲折な道程もあってか、試合ができるのがスペシャルなことに感じて嬉しく思いますが、やっぱり試合は怖くてやりたくないのが本音です。捲れるものなら捲って見ろとは常々思っていますが、自分をジャッジされるのはやっぱり怖いです。

Abemaのプロモーション映像で宇野薫、佐伯繁、船木誠勝、北岡悟(敬称略)の豪華メンバーがコメントを寄せてくれて、気持ちが伝わってやる気になるのではなく、やらなければいけないと強く思わせてくれます。怖さを克服するというよりかは背中を無理矢理にでも押されました。

グラップリング戦でマイキームスメシにぶつかることよりも自分自身との対話とどう向き合うのかの面が大きいです。思い返せば試合決定時からずっと自分との対話を続けてきて、試合が消滅したときも自分自身と向き合った時間であったし、試合が再度やるとなったときも自分自身との対話であったように思うし、バンコクに来てからより自分自身との対話になっていきました。試合が近づくにつれて、言葉の精度が上がるというか、内面から湧き出てくる不純物のない真水なような感情となるのは試合をする大きな意味ではないでしょうか。

これを自分自身との勝負というのかもしれないが、僕の考えではそんなに綺麗でなまっちょろいものではなく、「青木真也はどう生きるか」の問いを自分自身に投げかけることで、自惚れや欲や虚栄心を削ぎ落として本来あるべき姿に近づけていく作業だと思っています。

本来の青木真也を皮を剥いて出す意味で強い相手と追い込まれた状況は大事であって、青木真也の脚色や虚飾を剥き切った姿を出せる相手としての、階級下で現在の最強と称されるマイキームスメシだと思います。階級下に極められて恥かかされるのは誰もが避けたいものです。この試合に向かう中で自分自身が研ぎ澄まされるのを感じたし、試合が終わればまた贅肉のように自惚れや欲や虚栄心が出てくるだろうから、掃除をする意味で試合は大事です。

改めてどんな試合であろうと試合は怖いです。
それはここまで真剣にやってきた証であって、今回も勝ちに行っている証ではあると思います。青木真也はまだまだここからです。明日の朝は懸命に生きてくるので、Abema放送で見て頂けたら嬉しく思います。

ありがとう。

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