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青木真也の世界。好きなことで生きていく→好きなことでしか生きられない

毎日のようにABEMA映像が公開されております。感謝です。
この環境を当たり前に思うことなく、感謝を忘れずにいきたいです。2012年のDREAM崩壊からの本当に厳しかったとされる3−4年間を過ごしてきたからこそ、ありがたさを感じます。今はイージーな時代で生きやすけれど、その分緩い選手も多くどっちがいいのかわからないですが。

国内メジャーがなかったあの時期もIGFがあったし、生き残りを模索する中で学ぶことが多かったので、貴重な経験でした。自分の格闘技キャリアで最も楽しかったのはIGFだったと思っています。あんなにめちゃくちゃでいい時代はなかったと思う。

さてさて上の映像。「世界」をテーマにとの話だったので、自分が思うことをそのままに話しました。世界ってなんですかね。しかし。

僕は世界と闘っている意識はなく、自分自身の可能性を使い切りたいから、自分自身と闘っています。それが青木真也の物語だし、格闘技が好きだからこそ、好きなことで生きているのです。

そもそも世界と口に出していい格闘技は男子の「UFC」だけなような気もするし、僕は格闘技を追求すればするほど、UFCの凄さがわかるし、ガッチリ負けてきたから弁えております。組み技でもMMAでも木っ端微塵にやられてきて、それでも「格闘技が好き」だから、続けてきました。世界って軽く口にされるとしっかりと嫌な気持ちになるから、格闘技が好きなんだと思います。

今回の自分の試合のテーマを「世界」にするような話もあったのですが、僕は弁えているから、世界は使いたくないと伝えました。あとはRIZINと比較して世界と見せているようにも見えてしっくりこなかったのです。そこの気遣いというか、尊敬とか尊重の類は一応持っております。

あとは佐藤天さんや田中路教さんがUFCで闘って、目指してやっているからこそ、彼らの取り組みにもうしわけない気がしてできなかったのですよね。僕が世界って言ったらもうしわけないじゃないですか。そのくらいわかってますよ。

僕は世界とかどうでもよくて、好きな格闘技を目一杯できたらそれで満足です。別にベルトのためにやっていないし、外的な要因で格闘技をやっていません。僕は僕を追求したくて、自分の物語を豊かにしたいだけ。だって好きなことで生きていくってそういうことじゃん。

世界とは青木真也の世界なのですよね。

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