カモンベイビー♪アメリカ♪4月29日セージノースカット戦決定。アメリカ放送マッチじゃ。

2021年2月25日 00:30

Road to ONE の会場でABEMAのプロデューサー北野さんから『今週、試合が発表されそうです。』とお伝えいただく。皆様にやっとお伝えできるのは嬉しい限りなのですが、自分自身は試合を受けて、試合する姿勢になってから久しいこともあって、発表をそこまで気にしていないところがありました。そうだ。世の中的にはまだ青木真也は次戦未定だったのですよね。

試合を決めることに関しては先日の試合のコピー『幸せな時間がくる』の通りで試合ができることが幸せと捉えているところがあるから、試合自体を悩むマインドは実は存在しないのです。試合はこわいし、試合をしたくない感情に襲われるけれど、試合の快楽を知っているし、試合は給料日だから試合を断る選択肢はなく、試合がないことに不満を感じることはあっても試合があればそれだけでハッピーです。みんな喜んでくれるし、嬉しいことのほうがよっぽど多いです。

さて。試合に関しての詳細を先に書きます。
どうも歳を取ったり、書くのがこなれてくると長くなっていけない。まあ本当に上手な方は短く、それでいて綺麗に文章を仕上げるから、まだまだ下手だってことです。さて試合詳細を。

4月29日　ONE シンガポール大会　ライト級　セージノースカット

大まかな情報はこれなのですが、少し説明をさせてくださいな。少し複雑というか、普段と違うところがいくつかあります。試合オファーを説明する北野さんが電話してきたくらいですからね。

シンガポールで米国時間　すなわち米国放送マッチ　USA！

いつものONE大会と少し、違うのはアメリカ時間の放送に合わせて試合が行われることです。どうやらアメリカの放送局で試合を放映するようで、それがONE一大イベントのようで、そこでメイン級の仕事を頂けるのは有り難い限りです。

この試合をDA PUMPの『U.S.A』のテンションで見て、感じて頂けたら嬉しく思いますし、実際にこんなイメージであります。この色味というか、この味付けというか。いい線ついてると思うんですけどね。脳内BGMはこれでお願いします。

ただ38歳を前にして、アメリカで名前をあげてアメリカンドリームや！ヒャッハー！的なことを考えるほど、めでたくもないし、格闘技選手ではありません。自分の必要量や伝えたい人数や層は把握しているので、舞い上がることもないです。それでも団体が大事に考えているイベントで試合ができるのは大事で、素直に嬉しく思います。テンション上がってます。

世界と最高峰とかアメリカ言わずにコツコツ頑張りたい。いつもと変わらない青木真也です。舞い上がれるほど、若くもバカでもないぜ。世界最高峰でも何でもなく、シビアな格闘技の試合です。

ONEお得意のかましと言うか、おれたちが一番的なノリに僕がピンとこないのは僕が自らの価値観を大事にしているからだし、ケージの中を見ればレベルや取り組みはわかってしまうので、かますのがどうにも得意になれないのですが、海外って自らチャンピオンと言ったり、権威をひけらかすところがありますよね。

権威で大きく強く見せようとするのはシンプルにダサいとぼくは思うし、実がカッコイイと僕は思うし、実がないものは残らないと思うのです。残そうとして残したモノに意味はないと思う坂口安吾の『日本文化私観』的な発想です。それでも大きな仕事を頂けるのは嬉しいことだし、やりがいがあるのは幸せであるから、精一杯目一杯張ります。

4月29日の午前中に試合をして放送。米国の夜に放送が当たるので、より多くの方に見てもらいやすくなります。アメリカのマーケットを狙いに行くのだろうし、MMAファンはアメリカが多い印象があるので、これは勝負に出たなとは僕でもわかります。全体数が多いからコア層だけでも十分なくらいだろうし、アメリカのコア層が根を張って育っているのは驚異に感じるほどです。

日本時間では29日の午前中に試合です。祝日なので見てもらいやすいとは思うのですが、それでもいつもの夜放送よりは日本での視聴は苦戦するとは思っています。いつも通り、響くところにしっかりと刺すを大事にやっていくので、僕を見てくれる人は変わらずに見てくれると思っています。

29日の午前中放送。前回に三浦さんは映画館借りてパブリックビューしてくれたのですが、何かそんなものが出来たらいいなとは思っていますので、そこらへんよろしくお願いします。シンガポールと日本の映画館と繋がっている一体感は最高なんだぜ。また一体感を得れるようなものができたらいいな。2ヶ月間懸命に創ります。