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パンクラス大会中止で思ったこと。


パンクラスが大会開始直前に中止しました。

スターダム、新日本プロレス、東京女子プロレスで大会当日に大会中止になっていたのが、格闘技でも現実になりました。プロレスと格闘技では興行の構造が違うので、格闘技で大会中止にすることは驚きでした。プロレスは移動もバスで同じだったり、格闘技に比べて接触が多かったりしますが、格闘技は会場によっては控え室の問題などはありますが、開催は可能だとは思っていました。

業界騒然の話題であったのですが、橋下徹さんがツイートしたことで格闘技界の外にも話題が広がっております。賛否が分かれていることからも分かるように正解がないので、個々の正解を皆が持っているからこそ、争いが起きてしまう側面もあるかと思います。


青木は陽性選手を除いて、大会はやってもいいと思ったし大会をおこなうためのチェック体制だろうと。

僕は陽性の選手を除いて、大会開催をしていいとは思いました。

この状況下で大会を行うにあたり、社会に対する姿勢として「検査をしている表明」が大切なのは承知しています。ただ3段階のチェックをすれば、どこかで陽性が出る可能性はあるわけで、パンクラスが行った3段階のチェック体制は限りなく安心安全に近いものではあるのだろうけど、大会をやらない理由を作っているチェックのようにも感じてしまうんですよね。もちろん安全を考えてのことではあるが、検査をしたら陽性の可能性がありますからね。かと言って検査をするなと言っているわけでは当然ありません。

しかし20試合弱で3段界の検査でそこにアマチュア大会があるって、相当にに無理があると思うんですよね。試合数が少なければ検査体制もコントロールが利くだろうにとは思ってしまいます。なんかそこらへんがチグハグではありますが、まだ模索段階ではあるから、仕方がないのもわかります。

ここは橋下徹さんが仰るとおりだと思うのです。陽性になった選手を除いて試合を開催するルール整備を期待するし、そのために検査を活用するのでなければ検査の意味がないと思うのです。前にも書いたように大会開催ができるルールやシステムを求めています。

個人的な意見として、コロナウイルスに対して過剰反応しているように最初から感じているので、僕は開催してほしい方向の意見になるのもあるし、選手として大会中止になったら商売上がったりなのもあるからこそのスタンスだとは思っています。僕よりも慎重に考える人がいてもそれは理解できます。

ただ経済活動を回していく方行に舵を切った側面はあるのだから、感染者が増加するのは仕方がない部分はあって、まさにコロナウイルスとおつき合いしていく状況だとは思うのですけどね。

はっきり言おう。興行も選手も観客も相当に厳しいですよ。

大会中止のリスクが常につきまとうのだとしたら、お客さんも前売りの切符を慎重になると思うのです。どうなるかわからないものは買わないだろうし、選手も試合がいつ飛ぶかわからないのであれば、仕事の予定が成り立たなくなります。

選手はそれに向けて、作ってきている訳だし、試合の収入をあてにしている部分は当然あります。観客側も予定が見えないつらさもあります。大会主催側は大会が中止されたら、損害をもろにかぶるわけですから、相当に厳しいです。

選手も観客も団体も揃って厳しい状況にあるのです。
これがウイルスのせいなのか、人のせいなのかはわかれるところだけれど、厳しいのだけは事実です。

新しいスタイルしかない。人を集められないから。

ゲート収入に頼っている日本格闘技界の構造上は相当に厳しいのですが、PPVや放映権を見ていくスタイルを求められるのだろうとは思っています。RIZINやONEなどのある程度大きな規模の団体はPPVや放映権やそれにまつわるスポンサーが入ってきても、中堅規模以下の団体はPPVも厳しいだろうし、放映権だけでは成り立たないし、相当に厳しくなると思います。

中堅規模の大会がどのような収支になっているのかは気にはなるし、PPVがどのくらい売れるのかは気になるところではあります。

人を集められないことを観念して、放送に舵を切っていくのが当座の方向性なのかとは思って見ています。それも厳しい所は出てくるだろうし、選手としては自己防衛の主段は考えなければいけないと思います。改めてだけれど、個人の力が大切な時代になってきています。個人の力で当座は凌ぐしかないですよ。

最後に僕のうがった見方を。

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