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試合。虚構の中で青木真也は人間らしさを描きたい。あちらこちら命懸け。

虚構。秋山嘘ばっかり。綺麗事ばっかり並べてる。
青木真也とのオファー4週間持ったままにして試合を断った。
何がどっかではやるでしょうだよ。やらねえじゃねえか。
プロ格闘技選手やってるんでしょう。情けねえ。

青木真也には格闘技がある。格闘技があればいい。
格闘技に全てを懸けて。青木真也でいることに全てを注ぎ。
気がついたら38歳で独りぼっちですよ。過酷な人生だなあとは思うけれど、誇れるのは目の前にあるものを必死で愛してきた。格闘技も日々の生活にも満足に恋はできなかったけれど愛は懸命に注いできて愛してきたつもり。

ワシは日々練習と仕事と学びを繰り返して青木真也で居続けた。
頑張れば頑張るほど。上に行けば上に行くほど。学べば学ぶほど。孤独は加速していって気がついたら独り。秋山には「プロ格闘技」が分かっていると期待していたけれども何にも分かっていなかった。格闘技バブルの残りカスに縋る情けのない野郎。ワシはそうはなりたくない。ワシが憧れた「プロ格闘技選手 青木真也」でいたい。ケンドーカシンに憧れたように。

秋山もONEも社会も嘘八百で生きて笑う。ほんとうのことを言えよって思う。どうにもすっきりしない。いかさまだらけ。いかさま上手が得をする世の中なのは重々承知しています。プロ格闘家気取って1年1度試合して程よく商売するのが得なのは分かってる。それでもワシはワシが憧れたプロ格闘技をやりたいんだよ。

それでもワシは青木真也で生きることを止められない。
もう青木真也辞めようと思った。青木真也を辞めたら生きてる意味がない。
今日も明日も明後日も青木真也をやり切ります。とても大変なことなのは承知しているけれど、ワシにしかできないことで自分であるためにやり切ってきます。

今日は感情の赴くままにやってきます。
ありがたいことに三浦も北野も鬼澤もそれでいいって言ってくれる。
一番危ないことは彼らが分かってるだろうにそれでもそう言ってくれる。

試合を見て「人間らしさ」と「生きること」を青木真也で感じてくれたら嬉しいです。ワシは絶望の中で希望と期待を持ち続けています。甘いと言われようとも分かってくれると思いたいし、わかり合えると思っています。甘いと言われようとも信じるとか、愛とかそんなことに自分を賭してみたい。

今日も明日も明後日も青木真也で生きたい。

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