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1週間の練習メニューと意識を公開します。

試合に向けての練習がひと段落しようとしています。

ケガもなく、いい練習をコンスタントに行えました。山があるようで山がない一定の練習を常にやっていくスタイルなので、試合前の追い込み練習で練習量が灰にあるようなことはないのです。

改めてですが練習は質だなと感じるているし、年齢を重ねたことからか練習時間は1時間から1時間半でまとめた方がいいなと感じています。実際にここ数年はこの形で仕上げていますし、最近はさらに練習量を減らすことを考えています。週4回でいいのではないかと思っています。

今の青木真也の練習体系を若い選手がそのまま当てはめるのも違うとは思うし、同世代の選手の参考にはなれど各選手で調整が必要だと思います。自分の形を見つけることが大切であって、僕も今の形をここから変化させていくことが大切だとは思っています。変化できるものが強いし、残ったものが正解だと思っています。

ベテラン選手は有酸素運動を上手に組み込んでいるように見える。

ベテラン選手は生活の中に有酸素運動を組み込んでいるように見えます。宇野薫選手は毎朝走っているし、プロレスで対戦した田中将斗選手は有酸素運動を欠かさないとお話しさせていただいたときに教えていただきました。

僕はランニングを練習にいれてませんが、自転車で有酸素運動を入れているし、コンディショニングを考えたときには有酸素運動は意味があるように思います。有酸素運動で強くはならないけれども、コンディションを整える意味では大きな約割を占めているように感じます。

コンディショニングとして、有酸素運動を取り入れるのは年齢を重ねると重要だと思います。なぜならば強度の高い練習を繰り返すとケガをするから。

ウエイトトレーニングをしない。

選手によって選択の分かれるひとつにウエイトトレーニングがあります。

選手によってはトレイナーをつけてトレーニングをしていたり、または個人で知識を蓄えてトレーニングをしていたりします。僕もトレーニングをしていた時期があるし、数字が伸びることに喜びを感じていた時期があるのですが、練習に影響することがあって、ウエイトトレーニングを止めました。

単純に疲労が抜けずに練習にベストの状態で臨めないのは格闘技選手としてはいい状態ではないと判断しました。トレーニングが本業であればトレーニングがメインでいいのですが、格闘技選手なので格闘技がメインであるべきという理屈です。

宇野薫選手は毎日トレーニングをして、その分強度を中程度にする形式でやっていると言っていて、プロレスラーに聞いても高重量はケガをするから扱わない選手が多いように感じています。

僕は格闘技の練習をメインにしているし、組み合っていれば力もつくし、ミット打ちをしていれば心肺機能もついてくると考えています。これは経験則もあって、走って作ったスタミナとか、ウエイトトレーニングで作った筋力が試合に直結するとは思えないんですよね。

打撃のガチスパーリングをしない。

僕は打撃のガチスパーリングをしません。

選手によっては試合前はガチンコのスパーリングをする選手もいるのですが、僕はガチンコのスパーリングの意味を感じないのでしていません。これがボクシングやキックボクシングであれば、試合を再現しやすいのもあって、まあ理解はできるのですが(それでも肯定しない)、MMAはオープンフィンガーグローブで100%どつきあうことは出来ないので試合を再現することができ兄と思っているからです。

試合とは距離感も変わるし、ダメージも蓄積して行っていいことがないと思うんですよね。そりゃあやった感はあるだろうし、爽快感はあるとは思いますが。

僕はミット打ちとマススパーリングで打撃の距離感を作っていて、相手との距離と角度を意識することで実戦を意識して組み立てるようにしています。練習のための練習になることが一番ダメなので、試合のための練習であるから、試合ではどうなるのかを想像力を働かせてやっています。

長く選手をやろうと思ったら身体は消耗品ですから大事にしないとですよ。

それでは1週間の練習スケジュールと練習内容を全て細かく公開します。選手はもちろん指導者も参考にしていただけたらいいなと思っています。

月曜日 朝10時 グラップリング練習 千歳烏山

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