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公開練習をしていただいた案件。青木真也史上初真面目な公開練習。

プロ格闘技選手を長くしてきましたが、初めて本気で公開練習をしました。公開練習用の練習ではなく、練習を公開しました。ネタを本気でやる公開練習もあるし、女装したりして怒られたこともあるのですが、ここまで真面目にやったのは青木真也史上初です。各媒体で記事をチェックしてもらえたら嬉しいです。だって本気で練習したんだから!

青木真也は試合前は忙しくしてるよねーとか、そこまでやるのかーとか、言ってもらえることはあるのですが、試合前は毎回焦ってるし、不安なのですよね。競技面も仕事面も両方不安です。競技面だけよくても見てもらえなければ、伝わらなければダメ。仕事が仕上がっても競技面がダメだったらダメ。だから毎回、不安だし焦っています。多分これは生きることと闘い続ける限りは解決しないです。

今回は試合発表が2週間前だったこともあって、見てもらうための作業にいくら時間があっても足りない状況です。そもそもプロモーションはやり過ぎってことはなく、念には念を入れてやっておくに越したことはないので、時間はいつも足りません。思い起こすと毎回、気合い入れてやるけど不安がないなんてことはないですからね。

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見たくないヤツは見にくるなと思ってはいますが、その裏側で見てもらうための努力はしているつもりです。ここらへんの理解が追いついていないというか、説明していないので誤解されますが、見てもらうための努力は大切です。

最近は格闘技マスコミも取材をしてくれることは減って、SNSのコメントを拾って記事にしたり、プレスリリースをそのまま出すようないわゆる「コタツ記事」が増えていて、こちらから何か取材をしてもらうような働きかけをしないと取材も記事もしてもらえないのは感じているので、公開練習をして取材の場を作るのは大事だなって思っています。構造も事情も分かるので悪くは思ってないです。記事にしてくれてありがとうです。

そもそも青木が斜陽なのであって、取材をされることがないのであって、今の最前線の選手たちは違うのかもしれないので、もしそうだったらごめんなさい。まだ最前線の近くに指を引っ掛けてるつもりではありますが。

前々からABEMA仕切りで公開取材的なものはやってもらっていたのですが、改めて大切さの認識すると同時に感謝です。おせえよって話でもありますが、試合2週間前になって試合発表をした切羽詰まった状況だと余計にありがたみを感じてしまいます。

僕自身も格闘技マスコミに関しては、プロ格闘技を開始した2006年から考えて、思って、感じてきたので、今の状況を悲観もしていないし、自分で何とかしていかねばと思ってやってきました。それがあっての今の形です。これは近親憎悪に近いものがあるのかもな。

普段から取材してくれる記者さんたちには感謝してますし、今は実際にあって取材が難しいので、なかなかコミュニケーションを取るのは難しいとは思うのですが、一緒に作って行けるようなものができたらいいなと思いました。

一緒に作っていきたい。この気持ちが大きいと思うのです。

マスコミと作り手は共犯関係であって、一緒に作っていくのは格闘技の歴史を見ても枚挙にいとまがないです。あとは皆で作った方がいいものができるし、豊かで幸せでしょって思っています。

こんなことを思っているのも甘えなのかもとは思うし、そんな期待せずに自分たちでやっていくのがいいのだろうし、その流れだとは思うのですが、それじゃあ味気ないよねえと思ってます。

さて試合前の状況を。

何か不安になるような故障箇所があるわけでもなく、練習も追い込めていて、その上で削れているわけでもないいい状態です。もう少し頑張っていい状態で試合を迎えれたら。目の前にあることをコツコツとやっていきます。


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