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青木真也の名前を簡単に出されても困る。でもとても嬉しかったの巻

なんだかとっても嬉しい。不思議だけれど素直な気持ち。

日本格闘技のライト級では10年以上青木真也の絶対政権が続いているから、いつしか誰も触れないものになっていて、それを孤独というのか孤高というのかわからないけれども、独り青木真也をやっている。的外れで実力も知恵も足りないアピールだとしても、名前を出して青木真也とやろうと意思を示した若手がいる事実に対して嬉しく感じている。ありがとう。嬉しかった。感謝する。

ただ「青木真也」は軽く口にしてはいけないと思う。青木真也は君が名前を出せるほど軽い名前じゃないんだ。一生懸命頑張ったではどうにもならないならないことを嫌というほど知って、骨の髄まで味わってどうするかを考え抜いてきた結果に今の青木真也がある。君に僕が味わってきたことが理解できるのか。プロ格闘技を何年やってきたと思っているんだ。プロ格闘技をやったことがない人にはわからないだろう。今日のマイクの調子ではわからないだろうし、これからもわかることはないだろう。

僕自身がこの記事を書いていても「青木真也」を大事にしているし、「青木真也」は僕が憧れたものに少しでも近づけようと作り上げてきた存在だからそう簡単に口に出されても困る。それなりの想いを持って口に出してほしいのが正直なところだけれども、まったく期待はしていない。

軽く見られたのであれば全力で潰しにいくし、青木真也を創り守るためであればどんな犠牲も厭わずにやってきた。家族だろうとカネだろうと遊びだろうと青木真也をやるために失ってきたし、それ自体には何の後悔もない。もう一度そうなったとしても同じ選択をするだろう。

この試合が整えられるのかどうかはわからない。青木真也に試合させるのが大変なことは僕が一番知っているから、関係者の苦労は容易に想像できて絶対にとは言えない。けれども場所が整えられたら全力で潰しに行く。存在を潰しに行く。青木真也を舐められたらいけない。

僕はいい人生を過ごしていると思います。
38歳まで好きな格闘技をやって。38歳まで憧れたプロ格闘技をやって。若い選手の壁になる。本当にいい人生を過ごしてきたと思います。この先も必死にやって行きます。だからこそ自分自身の可能性を使い切って最期にいい人生を過ごしたと言いたいです。そのためにこれからも振り向かず、急がず、立ち止まらずに日々をコツコツと積み上げて行きます。


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