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試合週の月曜日。片道切符。復路はお前らだ。

試合週の月曜日。

もっと練習がしたいのを我慢するなんだか不思議な時間です。
今回の試合に向けて、色々とあったような気もするのですが、今となってはどうでもいいことで、試合までの生活が充実していたこと以外は、今の頭に出てこないのが本音です。

練習して試合する日々が好き。快楽を噛み締める。

試合の有無に関わらず練習しています。

練習はしているけれど、試合があるか無いかでは充実度合いが全く違います。試合に向けての練習で内容が特段変わるわけでは無いし(試合の有無で練習の強弱をつけるタイプでは無いのです)、減量で食事制限があるわけでも無いです。

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試合独特の緊張感が動物としての本能を先鋭化させてくれているようで、研ぎ澄まされたようなこの感覚が好きです。やっぱり試合があると生活に張りが出るし、死ぬまでこれをやっていきたいと思っています。できるだけ長くやってはいたいです。

では格闘技でなくてもいいじゃないか。プロレスでいいじゃないか。

それがまたまったく違う種類なのですよね。

プロレスに向けた緊張感と格闘技に向けた緊張感は全く違って、その両方で僕は快楽を感じることができるし、両方で試合の喜びを感じることができます。このタイプは周りにもいないタイプで僕の特殊な部分の一つだと思っています。

僕は快楽を感じるために整理整頓して楽しみ方を掴むのが得意な方だと思っていて、格闘技でも、プロレスでも、人前で喋っても、書いても、それなりに気持ち良くなることができます。当然、これは僕には合わないってことはありますが、整理整頓すればそれなりに楽しむことができてしまうのは技術なのだろうなと思います。

仕事とは考えていなくて、人のカネで一生懸命遊ぶんだ。

実は格闘技も、プロレスも、喋ることも、書くことも、仕事とは思っていないところがあります。だって学生のときから好きで、遊びとしてやっていた運動と好きで見ていたプロ格闘技を今やっているのだから、仕事をしている感覚がないのが正直なところなのです。

そりゃカッコつけてプロ意識とか、プロとしてなんて偉そうに語るときもありますが、本気で遊んでいるだけです。本気で遊ぶのが大切で本気で遊べばそれなりに仕事になってしまうのが実のところです。周りを見渡してみると本気で遊んでる人って、いつの間にか好きなことを仕事にしてしまっているし、仕事をしている感覚がなくて、どんどん進んでいくから、勝手に成り立っていることが多々あります。

僕の経験で言えば格闘技でカネを貰えるなんて最初は思わなかったし、柔道時代に高校生の前で教えて、2000円貰った時に感動したくらいで、自分の技術がカネになるなんて思いもしませんでした。それが格闘技を仕事にして、試合してカネ貰って、海外に呼んでもらって良い思いしたりして、このまま遊んで暮らしたいと大きな勘違いをする今のような状態になってしまいました。

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大仁田厚と豊島園で人のカネで一生懸命プロレスして、今度は人のカネで元気に取っ組み合って遊ばせてもらいます。こんな楽しくて、幸せなことはないですよね。もっともっと遊んでいきたいし、もっともっと面白いものを作っていきたいから、今回も一生懸命遊びます。

とは言っても今回もアベマはもちろんのこと、様々なファイターにコメントを貰ってありがたいことです。それと同時に貸しを作ってしまったなーと思うし、どこかで返さなければと思っています。

応援動画で皆に助けてもらった。必ず返すからね。

北岡悟さん、那須川天心さん、平田樹さん、皇治さん、平本蓮さん、堀口恭二さんと錚々たるメンバーコメントをいただきました。選手としてトップ戦線で活躍されている方々だからこそ、コメントが強いし、何よりも青木真也を理解してくれていて、嬉しかったです。

ここまでのメンバーに僕からは恐れ多くてお願いできないし、貸し借りを気にしてしまって僕は躊躇してしまいます。それを察してコメントを撮ってきてくれたスタッフには感謝です。コメントをくださったファイターの方々にはこれから返していけるように頑張っていきます。

プロレスラーのCIMAさんのマイクが秀逸なのですが、それを見て僕は「マイクが上手いなあ」とありきたりな感想を言ってしまったのですが、そこで鈴木秀樹さんが「プロレスが上手いからマイクが上手いんだ」と言っていて、マイクが上手いのではなく、プロレスが上手いからマイクが上手いのだと理解したときのことを思い出しました。

喋りが上手いのではなく、格闘技が強いから喋りが上手なのだ。彼らの強さを改めて感じたような気がします。流石です。皆さん。

田中さんは喋るのが上手ですよね。まあそれはそれとして。

試合に向けての感情をぶつけさせてください。
大丈夫です。しっかり燃えてますから。

損得や正しさで表現や生き方決められたら苦労しない。

損得や正しさで表現や生き方決めれるほど、緩くバカな表現して生きてないんですよね。

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