UFCで見たいなーって思う悪いクセと今更になって、景色を一度は見てみたいって思う話。
8月1日。久々の何もない休日は朝から格闘技を見ていました。
UFCは日本時間の日曜日午前中から始まるのが定番ですが、8月1日はベラトールが勝負大会をぶつけてきていました。普段のベラトールは日本時間の土曜日(現地の金曜日)にやっているのですが、今大会はピットブルAJマッキーのビックマッチにその他の好カードをまとめて勝負大会でした。
マメドフプリマスの試合があったり、ジョージカラキャニャン(日本で高谷さんに素晴らしい技術戦で勝ってる)の試合があったり、その他ロシア勢の試合や質の高い試合が並んでいて、十二分に楽しめました。
どの試合もその選手の技術体系や練習環境やキャリアで楽しむことができるのは現役の格闘技選手であって、コアな格闘技ファンである所以だと思っています。ブーイングが巻き起こったプリマスのガードワークとマメドフのコントロールで十分楽しめています。プロレスファンは塩試合を如何に楽しむかと言ったカルチャーがあると思うのですが、格闘技もまさにそれでつまらないとされる試合でも如何に楽しむかがファンの腕なように思います。
見方を見つけるというか、楽しみ方を見つけるのがファンの腕のようなカルチャーです。
メインはパトリシオピットブルにAJマッキーが1Rサブミッションで勝利。パトリシオはチャンドラーをノックアウトしていて、ベラトールでは絶大な強さを誇っていただけに驚きました。AJマッキーがどこまでの力を持っているのか。ただただ興味があります。
僕は格闘技を見るときに一つの指標があって、UFCで試合をしたらどのくらいまでいけるのかで見てしまうところがあります。契約できるレベルの選手とか、中堅どころとか、上位陣までいけるなどとUFCを軸に見てしまうところがあるのです。
UFCで見てみたいと思ってしまうのは悪いクセです。
そもそも僕が若いときにUFCに行かないんですかと聞かれるのが、嫌だったのですが、それを僕がしています。人は立ち位置で変わるものだよなと思います。UFCに行かない価値もあるし、行かない生き方もあっていいのです。もちろん選手に直接『UFCに行かないんですか?』と聞くような無神経なことはしないし、そのくらいの気遣いは持っています。選手のキャリアは様々な要素があるのは僕が一番知っています。
UFCがメジャーでUFCが格闘技のモノサシを作っています。
僕は行かなかったけれどUFCを意識してずっと見てきたし、それがあったからこそ向上心を持ってやってこれたと思います。今の実力はUFCで言えばこのくらいなのかと対戦相手と比較して考えることがよくあります。
よくない癖だけど、UFCで見たいと思って見ると格闘技の見方がまた一つできるのではないかなと思います。日本人でUFC見たいって思えるのは今は堀口さんくらいだけどねえ。でもそう思っているときが一番幸せとも思うし、出されたものを素直に楽しみたいと思います。
最後に僕の思うことを。ここからは課金フィルター。
誤解を与えたくもないので。素直な気持ちを書きたいです。
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