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試合まで2日とフェイスオフ 大丈夫と言い聞かせる

シンガポール生活3日目。試合まで2日。

隔離が緩和されていて、ホテル内であれば自由に動けるようになっています。減量がないので食事もできてリラックスして過ごせています。もっと練習をしたいけれども抑えています(セコンド北岡さんに抑えられている)。

練習は45分の練習場を予約して使うシステムです。時間内で汗がかけていて、コンディションは整えられていると思います。もっと動きたい気持ちをセコンドの北岡さんが抑えてくれています。漲っている僕としてはこのままスパーリングをいくつかこないしたいほどです。

木曜日の夕方に記者会見で対戦相手と対面しました。
緊張が一気に高まります。フェイスオフでは毎回の緊張感です。この緊張は試合をする者同士でしか出せない緊張です。試合を控えているからこその緊張感なので再現は不可能。もしも叶うのであれば、日本のお客さんにこの緊張を感じてほしいと思いました。10年以上見てきた日本の格闘技ファンにこそ見てほしい。DREAMとかPRIDEとかHEROSを見ていた世代にこそ、また感じてほしいのです。できたら懐かしい気持ちではなく、何かを思い出して頑張る糧にしてほしいと思っています。

対面して試合に恐怖を感じました。
怖くなってきた。やっぱり何度やっても試合は怖い。緊張は慣れるものではないのでしょう。もしも緊張に慣れるときが訪れたのであれば、それは試合から卒業するときが訪れたときであって、僕はまだファイターで居られるのだと思います。僕はまだ自分自身と抗っています。まだできる。まだ創れる。そう信じています。僕の可能性はまだ使い切れていないんだ。どうせなら使い切って死にたいです。

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