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堀口恭司著「EASY FIGHT」に学ぶ「思考停止能力」の大切さ 堀口さんをよく表している本

青木真也の試合まで、もうすぐ1ヶ月。何故闘うのか。

この時期になると「何故闘うのか」を考えることが増えるのですが、何故闘うのかと考えれば考えるほどに答えは出ないし、答えが出たとしても時間が経てばまた同じ問いが湧き出てくるのは、理由がないからなのと無理矢理にそれっぽい理由を導き出しているからだと思っています。

昨日、夕方から夜にかけて読み切った堀口恭司さんの著書「EASY FIGHT」で堀口恭司さんの「思考停止能力」の重要さを感じました。堀口恭司さんのこの思考ができたらそれは強いです。人によっては強烈な後押しになると思いますが、僕には怖さが出てきてしまったのが正直なところです。これは強いし、ちゃんと狂っていてさすがです。若い人や堀口さんのファン向けの本だと思います。まあそれはそれとして。

思考停止のポジティブな面が出た場合はいいですが、ネガティブに働いた時は割と取り返しのつかないことになるんじゃないかと思ったし、堀口恭司さんのタイミングで発動される舐めんなよ!精神の読めなさに怖さを感じたのも事実です。堀口恭司さんをよく表している本だと思うので、間違いではないと思うのですが、形にしたのは凄いと思ったので幻冬舎の箕輪さんに感想込みで連絡しました。誠意とは感想と速度です。まあそれはそれとして。

何故闘うのかの問いは堀口恭司さんであれ「難しく考えるな」だと思うし、堀口恭司著「EASY FIGHT」読了後の若者であれば、「やるしかない」で突っ走るのだと思うのですが、僕には考えないことができないので、何故闘うのかをずっと考えてリングに向かうのだと思います。

今の僕に何故闘うのかは「よくわからない」のが本音です。かつてあれほどあった強烈な自らの力や存在を証明したい欲求は落ちているし、カネが必ずしも必要かと言われればあったらいいね程度なのも事実ですし、好きだからやっているけれど、辛く苦しいのもまた事実で何故闘うのかは「よくわからない」としか言えないです。仕事だからやるかに落とし所を見つけるのが簡単で、適当と言えば適当なので仕事だからやるに落としています。

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