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月末で年度末 新年度で新しい環境で闘う心構え的なものを格闘小作農の立場から

月末で年度末。皆様いかがお過ごしでしょうか。

フリーで活動していると年度で何かが大きく変わることもなく、月末の諸々確認に振り返り、月初になれば月の目標に向けてまた積み上げていく毎月の繰り返しです。月末月初が忙しくて大変というよりか、また一から積み上げていくことへの怖さだと思っています。売上が月初にリセットされて、また積み上げていくのは何度やっても気が滅入るのです。吹けば飛ぶような格闘小作農の嘆きはこの辺にして、新年度に新社会人や新入生など新しい環境に飛び込んで闘っていこうとする方々に向けて昔の青木真也の話を書いていこうと思います。

年度末で思い出すのは2006年に静岡県警察に就職して、研修機関である警察学校に入校したときを思い出します。大学を卒業して全寮制の警察学校に入校するのですが、入校する前日に「おれの人生は終わる」と覚悟を決めて入校しました。一生好きでもなく、やりたくないことをこなして生きていく覚悟はしたはずが、いざ就職入校してみるとやりたいことができないことが苦しくて、2ヶ月で格闘技選手になるために退職していました。つまらないなら耐えられたんだろうが、苦しかったのでまったく耐えられませんでした。堪え性のない性格ではあるけれど、それでも耐えていたらと考えるとよからぬ事になっていただろうとゾッとします。

多くの人の悩みは「嫌だから辞めたい」だと思うのだけど、「嫌だから辞めたい」の場合は他所に行ったとしても、また嫌になるだけで解決しないので、観念して続けたらいいし、きっと続けることで楽しくなったり形になったりします。その意味であまり意味のないように思われる個性を消すような研修や上下関係もそれはそれで意味があるというか、徹底的に個性を消したところで出てくるのが個性みたいなところがあるので、それでも「やらなければ生きていけないような好きなこと」を見つける意味では意味があるように思います。格闘技の技術面で基本動作を徹底するのも個性をまずは消したところで出てくる個性こそ本物だからなところがありますからね。

僕が言いたいのは「やらなければ生きていけないような好きなこと」があるのだとしたら、人生を賭してやればいいと思います。むしろ「やらなければ生きていけないような好きなこと」を見つけたのであれば、その時点で成功しているようなものだし、成功しなかったとしても生きる豊かさを感じられるので勝ったようなものだと思います。

新社会人、新入生、新しい環境で闘う方々に青木真也からお伝えしたいのは「好きなこと」をやったらいいと思います。中途半端に好きなことではなく、「やらなければ生きていけないような好きなこと」を見つけられるように格闘小作農のおじさんは願っております。どこに行っても経済的な面での怖さや自分の人生がどうなってしまうかの恐怖は付き纏うとは思いますが、そんなものは好きなことができない苦しみに比べたら大したことはないし、必死にやっていれば大抵は何とかなるものです。

もうすぐ40歳になる僕は好きなことを好きなようにできている事に一番の価値を感じているし、好きなことを好きなようにできていれば、他に何も要らないのですよね。だから身なりもいつも変わらないし、移動は自転車で着飾る必要はないのです。そんなわけで今日も明日も明後日も好きなことを一生懸命やっていきます。

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