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その後の証言!『DREAM』(2013年編)「なぜ(IGFから)青木にオファーがあったのか」

その後の証言!『DREAM』(2013年編)「なぜ(IGFから)青木にオファーがあったのか」

 2012年大晦日の大会を最後に活動停止となった『DREAM』。青木真也は『DREAM』離脱後、『ONE』へと参戦。2013年にはライト級王者に君臨する。そして年末にはなぜかIGFから『INOKI BOM-BA-YE』への参戦オファーが。今回は2013年の“バカサバイバー”の活動を振り返る――。(聞き手◉“Show”大谷泰顕)

◉INOKI BOM-BA-YE 2013(2012年12月31日、両国国技館)
○青木真也(1R 0:49 三角絞め)TOSHI×

やっちゃいけなかった部類の話


――今回はDREAMが活動停止して、『ONE』に主戦場を移した辺りから話を聞かせてもらいたいなと。
青木 2013年ですね。
――そうです。
青木 とにかく日本の景気が悪かったんですよ。
――その年は、まず4月に『ONE』で朴光哲選手とのライト級タイトルマッチがありました。
青木 やりましたね。
――試合後に朴選手が「蛇に睨まれたカエルのように動けなかった」とコメントしたとか。
青木 完封したからね。
――それでもチャンピオンになって、まずは落ち着けた?
青木 まあ、そうですね。
――サクサク行こうと思うんですけど、10月にフェザー級戦をやっています。
青木 試合には勝ったんですけどね。試しに体重を落としてやってみたけど、動けなかったんですよ。
――あ、思ったよりも?
青木 そう。
――思考錯誤していた頃?
青木 そんな感じなのかな。
――その後になりますけど、11月に『UFC』からのオファーを蹴っています。
青木 あんまり魅力を感じなかったんですよね。
――それはファイトマネーの金額を含め?
青木 それもあったんだろうけど、『ONE』で始めたばっかりだったし。
――その年は大晦日にIGFの『INOKI BOM-BA-YE』に出ることになります。
青木 ありましたねー。
――結構、サプライズ感はありましたけど、そもそもIGFはどう思っていました?
青木 IGFは視野に入ってなかったですね。
――やっぱり。
青木 だけど、その頃からMMAをシリアスにやり始めたんですよね。
――そうです、そうです。
青木 それでようやく視界に入ってきた、みたいな。
――『INOKI BOM-BA-YE』の話の前に少し聞いてみたいんですけど。
青木 ええ。
――これは以前も聞いたことがあるんですけど、例えばIGFのリングで鈴川真一×ジェロム•レ•バンナ戦(2011年4月)が物議を醸したことがあった。あれをどう思っていましたか?
青木 ああ、あれは未だにやっちゃいけなかった部類の話だと思いますよ。
――やっちゃいけなかった部類?
青木 でしょう。

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