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Road to ONE:4th Young Guns 平田樹さんが試合をすると聞いて。

ONE Championship「Road to ONE:4th Young Guns」(2月22日(月)東京・渋谷TSUTAYA O-EAST)の開催が発表されました。

この大会は昨年にはabemaプロデューサーの北野さんが会場を押さえたとの話は伺っていました。もしもその時点で青木真也の試合がなければ、昨年9月のように甘えてしまおうと心の支えになっていましたが、1月に無事に試合が組まれたので、心の支えは心の支えとなってよかったです。

2月大会はどんな作りをするのかなと思っていたのですが、平田樹さんが女子のトーナメントの開催時期や練習環境を変えた事情もあってか、試合の間が空いたので、ここで出陣となりました。若くて試合をすればするほど、自他ともに成長を感じられる時期に1年間試合をしていない(2020年2月以来の試合)のは自他ともに不幸なことだから、ここで試合ができるのは「幸せな時間」なのではないでしょうか。

「Young Guns」とのことで若手中心のマッチメイクになって、10代や20代前半の選手が中心になってマッチメイクされています。格闘技に詳しいとされている僕ですら「誰だよ。」感はあるので、観客からすると平田樹以外を知らないのではないかと思います。各格闘技団体が自分たちのストーリーラインの中心にいる選手は出さなかったりするわけで、ここは貸を作る絶好のチャンスとも思うのですが、仁義とかメンツとか大事にする業界なのに、そこは疎いのがどうにも理解ができないのですが、格闘技界ですからね。

当日は解説をさせてもらうことになっておりまして、今から選手の勉強をして、できることならばプロモーションで御一緒したり、練習を見させてもらったりできたらなと思っています。出場される選手は気軽には声を掛けられないとは思いますが、自信が成り上がるために青木真也を使ってもらえたら思っております。おれたちはファミリーだ。

平田樹にとって「難しい試合」な印象。求められるものが高い。

平田樹さんの試合は修斗で活躍している中村未来選手。このカードは確かに座りがいいのですが、どうしても格下感が出てしまうし、平田樹アップのカードに見えてしまいます。

僕は色んな試合をしてきていますが、昨年の9月の試合のような「勝って当たり前」の試合が一番やり難いです。それに輪をかけて9月に試合をした江藤選手は「焚く」作業を放棄したものだから、大変でした。試合をして余計に嫌いになったからねえ。

今回の平田樹さんの試合も「勝って当たり前」であって、この勝利は世界を変えないけれども、敗れたときに失うものが大きい試合です。ハイリスクローリターンであって、DREAM末期の状況によく似ていると思うし、時代がそうなっていると思います。宇野常寛のリトルピープルの時代的です。

上に行けばそんな試合ばかりになるからこそ、上に居続ける那須川天心さんや堀口恭二さんは偉大です。皆がもの差しをずらすことで、リスクを回避していきますからね。そんな1丁目1番地に立った平田樹さんの心境は如何ほどなのか興味があります。

勝利は当然。メインをまとめられるのか。問われている。

勝利は当然です。その上で如何にイベントを着地させられるのか。
酷なことを言いますが、他の選手にその脳力も発想すらもないです。皆が自分の競技をすることで精一杯。K-1で当たり前のようにおこなわれている仕事分担も「MMA」にはないし、孤軍奮闘でしょう。

その上でメインを締めて大会を着地させるのです。
21歳にして大変な仕事だけれども、使えるものは全て使って、試合前も試合中も試合後も能力総動員でメインイベンターをしてもらえたらいいなって思っています。

平田樹が何かを背負って、何かを創る初めての試合。
その瞬間を目撃するのは貴重なことだと思います。当日は現場で、ABEMAで会いましょう。

「Young Guns」演者にその意識はあるのか。ただの試合をするならば先はない。

「Young Guns」。演者達にその意識はあるのか。ただ試合をして、帰るだけでは先はないでしょう。変わらない日常が翌日から繰り返されて、あなたの世界を何も変えないはずです。

何かを変えたい。上に行きたい。と考えるのであれば最大の自己表現をしましょう。勝ち負けは一度頭から抜いて、全力でぶつかってください。小細工もいらないし、上手さもいりません。練習、プロモーション、日々の生活。全てをこの日にぶつけてください。あとは運に任せたと思える状況を作り出せ!話はそれからで、それがあれば上がれる環境は今回は揃っています。

2月22日。楽しみにしています。
楽しめるように僕も本気で向き合います。オレ達はファミリーだ。

2021年2月22日(月)東京・渋谷 TSUTAYA O-EAST
開場:16時30分 開始:17時
※メインイベント以外の試合順は未定

「ABEMA 格闘チャンネル」完全生中継
(解説:青木真也/実況:西達彦)
「ONE Super App」にて世界同時ライブ配信予定

▼メインイベント 女子アトム級
平田 樹(フリー・21歳)
中村未来(MARS GYM・28歳)

▼ストロー級
田上こゆる(BLOWS・18歳)
リトル(ガッツマン・35歳)

▼ストロー級
安芸柊斗(MMA Zジム・20歳)
山北渓人(Me,We・24歳)

▼フライ級
小川 徹(TRIBE TOKYO M.M.A.・33歳)
山中憲治(FREEDOM@OZ・31歳)

▼バンタム級
前田浩平(GRABAKA・25歳)
風間敏臣(和術慧舟會HEARTS・23歳)

▼フライ級
吉野 光(フリー・25歳)
奇天烈(修斗GYMS直心会・30歳)

▼フェザー級
岩本達彦(BLOWS・32歳)
中田大貴(和術慧舟會HEARTS・24歳)

▼ライト級
長田拓也(BLOWS・26歳)
葛西和希(マッハ道場・25歳)

▼54.0kg以下契約 キックボクシング
有井渚海(及川道場・19歳)
平松 侑(岡山ジム・18歳)

【チケット】
一般発売日:2月6日(土)
修斗オンラインショップにて発売。
チケット料金:VVIP 50,000円/ VIP 30,000円/ S 10,000円
※全席指定、全て税込み価格
※当日券は500円増し
※小学生以上はチケットが必要

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