「お金では埋められないものがある」話と仕事の話
先週末は日本大学国際関係学部学園祭のゲストスピーカーで行って参りました。大学での講演や学園祭での仕事は名誉な仕事なので、優先度が高いというか、仕事ができることに喜びを感じる仕事です。講演自体は「よかった」との評価を頂けて、一安心しております。
日本大学国際関係学部のキャンパスが静岡の三島だったので、せっかくだからとそのまま静岡に帰省してきました。東京と静岡の2拠点生活を視野に入れているので、今年は静岡で過ごす時間も増えていて、静岡を開拓しつつあります。定期的に行く店や行く場所ができています。
静岡を開拓する中で叔母が静岡市清水でジャズ喫茶をやっていたことを思い出し、せっかくだからと数十年ぶりに行ってきました。親戚付き合いは面倒に思っていた時期もあるけれど、血の繋がりってヤツの強さを感じることが自分事でも他人事でも感じることがあって、大事だとようやく気がついたところがあります。
78歳で店を一人で切り盛りしている心身で妖怪的な強さを持つ方で、ジャズ喫茶を60年を超えて続けているからこその言葉の重さ、そこに人生のゴールが近づいているからこそ出せる言葉の重さが加わって、勉強になる時間でした。当たり前と言うか、基本の心構えの話をしてくれるのですが、基本であればあるほど、誰が言うかが大事になってくるし、鈴木みのるのエルボー1発の説得力や手前味噌にはなりますが、僕のシンプルな技で攻めていくベーシックなグランドと同じような話だと思いました。
話をする中でおばさんは「お金では埋められないものがある」と繰り返し言っていて、「カネじゃない」とか「カネでは買えないものがある」なんて言葉は珍しい言葉ではないけれど、人生で様々なものを見て経験した人が発する言葉は説得力が違いました。
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