見出し画像

若いと圧倒的にチャンスが多く、挑戦のコストが安い話とおじさんの生き残り術。

若い方が圧倒的にチャンスが多く、挑戦するコストも安い。

いつまでも若手だと思っていたら、38歳を前にして、ベテランと呼ばれるようになっていますが、そんなことは30歳を過ぎたくらいから「当たり前」のこととして思っていたし、そもそも世の中は不平等だと観念しているから、何かあったとしても他責的に生きることをしていません。

先日女子格闘技界隈でボヤ騒ぎというか、火起こししているよう(結果的に火は起こらず)だと聞きつけて見物に行ってきたわけですが、皆が世の中を平等だと思っているというか、現実ではなく正論で生きていると見受けられて、こりゃ大変だなと思い踵を返しました。いい歳したら直らないしBBA軍団とか言って空気入れたのは誰だよって思いました。空気入っちゃってるじゃねえかよ。抜くの大変だし、よく燃えるんだよ。まあそこら辺の人間模様は各自楽しんで貰えたらと思います。

若い方が圧倒的にチャンスも多い。

選ぶ側だとしたら、同じ能力であれば38歳よりも20代前半を取るだろうし、こちらが少しばかり上回っているくらいであれば若い方を選択します。これは紛れもない事実だし、選ぶ側(団体)とすれば今後も長く活躍してくれる可能性が高いだろうし、伸び代も期待できるから若い方を選ぶことは当然だと思うのですよね。

アイドルやその要素が強いものは明確に「若さとルックス」だろうし、格闘技は男女問わず「勝てばいい」が残されているだけ、平等が担保されていると僕は思っています。ケージの中だけは現実があって、そこは勝ったものが正しく、強ければ許されるのは救いだと思っています。

僕のキャリアを振り返っても若い時分はチャンスが転がっていたし、ダメでも次があったし、若さが理由になることはあったと思います。それこそ若者応援おじさんみたいなものがあるし、若い人を応援したい!みたいなことを仰る方は多いし、若かろうが歳をとっていようがバカはバカだろって思うのですが、現実には若さで応援されることが多いです。

それを現実として受け容れることが第一歩だと僕は思っています。

少し脱線しますが、界隈で40歳を過ぎた女性と20代前半の若者のペタジーニ的な色恋が発生しまして、チャンスは巡ってくるなあと目を細めていましたら、女性側が古巣との関係が拗れていたようで、古巣の監督が「殴り込み」にくる事案が発生しました。外野スタンドから見ればそこら中に転がっている「色恋」ではあるのですが、なんせ業界ではそれなりに知られている人ではあるので、話の広がりも早く、昨日も噂話好きな方から聞かれました。

僕も少しばかり関わったことのある方ではありまして、その当時から火薬庫の匂いはしていましたし、何よりもユニットとしての可能性を感じておりました。しかし予想もしない斜め上からの爆発と爆風の強さに圧倒されつつ、歳を重ねてもチャンスはあるんだ!と希望を胸に生きていこうと思います。何やってんだよ。俺より自由なやつはなかなか見たことねえよ。

まあそれはそれとして。若いうちはチャンスも多く、必死にやればチャンスがないなんてことはなく、必ずチャンスは転がってくるので、そのチャンスにしっかりと乗れるかどうかが大事であって、実力や素材は当然として、豪運とそこに乗れるか否かの鼻の良さが大事になってくるのが大事です。その意味で近いところで言えば平田樹さん実力素質はもちろんですが、運と勘が抜群だと思います。

挑戦するコスト。歳を重ねると高額。

20歳で「格闘技で生きていきます!」となっても、「若いんだからやってみたらいい!」となるのもわからなくはないです。それでも僕は大学は行っておいた方がいい(辞めない)とか、他の軸になり得ることは持った方がいいと選択肢を多く持つことをお勧めしますけどね。

格闘技選手はなりたくてなるのではなく、これしかなくて仕方なくなるものだと思っているから、なりたくてなれるものではないと思っているところがどこかにあります。

若いときに選手を志して、実力が追いつかなかったり、ケガをしたり、運や巡り合わせが合わずに格闘技選手を職業にできなかったとしても、ヨカタとして(一般人として)生きていく道は若ければいくらでもあるだろうし、やり直しが利きやすいです。

ここから先は

808字

¥ 200

サポートありがとうございます。選手活動、表現活動の活動費用に当てさせていただきます。更なる良いもの、面白いものを創作する原資に大事に大事に感謝を込めて使わせて頂きます。