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練習する。生活を整える。精神を整える。考える。ワシの得意技はコンディションだって話。

57戦MMAを闘っています。47勝9敗1無効試合。

フィニッシュは47勝のうち34回。30のサブミッションと4つのノックアウト。こうして数字で見るとサブミッションの印象が強い青木真也も4つのノックアウトがあるのに驚く方もいるのではないでしょうか。

30回のサブミッションも技がばらけていて、何を得意技と言っていいのか自分でもわかりません。得意技は何かとか、打撃ではなく寝技で今回もいくのかと試合前のインタビューの質問に毎回あるのですが、「スタンドでもグランドでもいけるときにいく」と人によっては答える気のないインタビューに思える返しをしていますが、ほんとうのことです。

とれるときにとる。得意技にこだわることもなく。
技にこだわることなく、試合の状況に応じて適当な技を出す。状況に合わせて技を出せるようにするのが練習であって、普段のコンディション作りです。

スタンドでもサブミッションを取ってもいいし、殴れるなら殴ればいいし、蹴れるなら蹴ればいい。グランドでも同じでフィニッシュの形にこだわることはありません。勝ちに徹底して選択することが大切です。

毎日練習する。生活を整える。精神を整える。考える。
基本に忠実に日々コツコツやっていこうと思います。積み上げを大事にしない考えは短期的な視点では効果を出しても中長期ではなんともならんのです。コツコツやろう。

カールゴッチの言葉でいい言葉があったので紹介します。

「勝ちたい、という気持ちさえ、闘いにおいては邪魔になるのだ。その瞬間、もっとも効果的な技を出すことだけを考えるんだ。勝利はその結果として、天から与えられるものに過ぎない。」 
私に得意技(フェイバリット・ホールド)はない。
なぜならすべての技はその状況に応じて同じように使えるべきだからだ。
だが、敢えてフィニッシュホールドを挙げろといわれれば、私のフィニッシュホールドは「コンディション」だ。

38歳になって練習量は減りました。質は大事にしています。
日々練習を積み上げていく。おかげでコンディションはずっと変わらず維持できているし、若いときのように無理や無茶がない分だけ、コンディションはいい状態で安定しています。一番の得意技はコンディションです。

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