TBYL_no1:Film Review 多部ちゃん岩ちゃんにintoできた "空に住む"

おととい2020年10月23日公開になった”空に住む”。なんか映画みたいなとふとしらべ、上映開始30分前にチケットを予約してみてきた。

※特にネタバレはないつもりだが、責任はとれませんのであしからずです。

多部ちゃんは同い年ということもあり、10代のころからなにかとドラマや映画を見てきたが、今作の彼女の演技は掛け値なしに素晴らしかった。

約2時間強、視覚的に強烈なシーンがあるわけではないのだけれど、とても感情の揺れを感じ、男性でありながら投影・感情移入できる部分もあり、控えめにいってよかった。

岩ちゃん(彼も同い年かつ大学の同級生。面識ないけど。)の、ともすればファンからは引かれそうな設定の役柄ではあるが、機微にとんだ表情や立たづまいは男性ながら惹かれるものがあった。

仕事もプライベートもいったん新鮮味が薄れてきて、”既視感”が日常の大半を占めるようになっている32歳の自分にとって、この映画の主役2名のペルソナや環境設定(渋谷のマンションだったり職場の立ち位置だったり)は脊髄反射的に受け入れられるものだったと同時に、これからの生き方で誠実さを第一にしようと内省している自分の背中を押してくれるラストでもあった。

いい作品でした。

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