恋するカレン - マン=ウェイルと歌謡曲
ロンバケ(A Long Vacation)が40年経っても色褪せないのは、このアルバムが日本人の琴線に触れる歌謡曲集であることが理由かも知れない。大滝さんご本人も、このアルバムを「青春歌謡」と呼んでいる。
「80年代、これまでやってなかったところの歌謡をやってみたんだけれども。その時に何なんだろうと思ったんだよ。歌謡に対するある種のコンプレックスみたいな…。俺が、というより周り全体ね。そうせざるを得なかった時期があって。その時期には俺もそういう要素を表立っては出さなかった」