「可能性を諦めたくない」ということ

私はいつも、ただ諦めが悪い。
自分の可能性を諦めたくないし、あなたの可能性も諦めたくない。
可能性を諦める。というのは、区切りをつける。
ということに近いかもしれない。

人との関わりや繋がり、気持ちの面で区切りをつけて
好き嫌いで線を引く…
なんかムカつく。なんかやだな。って感情をあらわに
態度を変える。

そして、途端にシャッターをおろして
とりつく島もないなんてことも多い。

しかし、その人のその嫌な一面は
その時だけの物かもしれない
自分に嫌いだと思わせる彼は彼女は
自分との関わり以外の場面では案外良い面もあって
だからこそ、彼らを支える人がいて
愛する家族がいて、友人がいる。

たまたま機嫌が良くなかったのかもしれない
たまたま体調が良くなかったのかもしれない

わたしの目の前の悪魔のようなその人は
他の人から見たら天使か神のような存在かもしれない

その可能性を信じ
ただ諦めたくない

いつかその人が自分を助けてくれる時がくるかもしれない

ふとした時にふわっと笑わせてくれる
優しい言葉を聞く時がくるかもしれない

その人のことを諦めないことで
自分の可能性をひとつかふたつか
捨てずにいられることで
きっと助けになる時がくるのです

「あなたがキライ」
この気持ちは必ず相手に伝わります
何気ない言葉尻や態度、指先の動きや
ふとした口元など
必ず相手に伝わります

自分の可能性を諦めないためには
その人の可能性を信じ
ただ赦すこと

赦す、大目に見る、笑い飛ばす
なんでもOK
諦めないことが
自分の可能性を信じることに繋がるはず

人はその瞬間瞬間で顔が違う
誰と過ごすか、その直前に何をして何を感じたか
前の晩に誰と何を食べて
どんなテレビ番組を見て…
先週末にどんな映画を見たのか
それまでの人生で多くの人と出会い
積み上げて来たものがあって今がある

目の前のその人がその瞬間悪魔に見えても
その人が積み上げてきたものや
これからのこと
100%否定する必要はないのではないか

ただ、諦めたくないのです

わたしを、あなたを…そして、明日を…

そして、ほんの少し、優しく生きたい

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