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LENS恋図 -クリエイターを志すあなたへ-

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クリエイターを志すあなたへ 少年時代をブラジルで過ごし世界中を撮り歩くプロフェッショナルフォトグラファーが、旅の事、音楽やコーヒーの事、どうやってフォトグラファーになったのかなど… もっと読む
運営しているクリエイター

#写真の楽しみ方

気がつけばオリジナル

自分の部屋に吊るしてあるYシャツを下から撮影したシリーズ。 愛機ライカM10Pとズミクロン50mm…

南雲暁彦
1年前
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カールツァイスとの出会い

僕には非常に仲良くしている幼馴染の兄弟がいて、8つ上と5つ上なのでだいぶ歳上なのだが、…

南雲暁彦
4年前
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モノクロ写真について。

先日。大学で写真の講義を行ったあと1人の学生が僕の所に質問に来た。 「先生のWebサイト見ま…

南雲暁彦
3年前
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幻の一眼レフ

1979年の、何月だったか、 ブラジルへの赴任が決まった父は、家を決めたり色々な生活基盤を整…

南雲暁彦
3年前
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バイオリニストとフォトグラファー

 なんであの時代(1970年代)に、あんな片田舎でバイオリンを習う事ができたのか、いま考えれ…

南雲暁彦
3年前
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無人島レンズ一本

「無人島一枚」「無人島一冊」「本当に無人島」と、無人島3部作を書いておきながら今になって…

南雲暁彦
3年前
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凱旋(前編)

第二の故郷「ブラジル」この国にはやはり思い入れが強い。 今まで三度撮影で訪れたが、大人になって改めて受けるその強烈な印象と、ここで自分が幼少期を過ごしたという時間を跨ぐような不思議な感覚がこの地をさらに特別なものにしている。 そしてなにより、母校サンパウロ日本人学校がほとんどそのまま存在し、後輩達が育っているという事。あの大きな空と赤土の大地で走り回る感覚は途切れずに続いている。 それが今、僕が跨いだ時間、過去と現在を繋ぐ糸になっている。  サンパウロ日本人学校は1967