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副業をはじめた多くの人がとまどっているかもだけど、大丈夫だよって話

変なタイトルですよね、わかってます。
つくづく自分の思考を紡ぎ出すことのむずかしさを感じますが、今回のnoteテーマは「副業を始めて5ヵ月目のあなたに向けたお手紙」です。あ、もちろん、5ヵ月目じゃなくても大丈夫です。

もし、あなたが今、ちょっとした迷いやしんどさ、そして諦めきれない歯がゆさを心に抱えているとしたら、このnoteを読んで少しでも心が軽くなればいいなと思っています。

私は副業(ブログ)を始めたのが2020年1月でした。しんどかった時期がやっぱりあって、それが開始5ヵ月目だったんですね。

それまではすごく楽しくて、時間さえあればブログを書いていたのですが、なかなか収入にならない現実を目の当たりにして、夜な夜なコッソリ時給換算なんかしちゃって、しんどさを感じることの方が増えました。

もし、あなたが「副業で収入を得るって想像以上にむずかしい」と思っているとしたら、まず、おめでとう!を送りたいです。なんだそれって思った方もいるでしょうから、もう少し説明させてください。

むずかしいかどうかの判断ができてるってすごいこと

stand.fmという音声配信アプリで、ブロガーのたまり場というチャンネルを運営しているのですが、ある日「ブログって収益化するのむずかしいですか?」とリスナーAさんからコメントをいただきました。

私も含めてその場にいるリスナーさん達が「むずかしい」と口々に答えたんですね。そのなかで、リスナーBさんだけはこう言いました。

「まだ、むずかしいかどうかの判断もできない状況です」

これって普段ならスルーしちゃうような、なんてことない言葉なんですが、私はハッとさせられました。ああ、そうか、むずかしいって言いきれるくらい私はブログと向き合ってきたんだなって。じわじわと温かい気持ちが沸き上がりました。

自分語りをして申し訳ないんですが、ただ、もしあなたが「〇〇って思ってたよりむずかしいや」とスッキリしない気持ちを抱えているとしたら、よくがんばって向き合ったね。1つ結論がでたね。って認めてあげてほしいんです。

〇〇の中には、本業であったり副業であったり、あるいは人付き合いやイライラしないように努めることとか、いろんな言葉が入ると思います。

「むずかしい」という1つの結論がでるくらいには、がんばって〇〇に向き合った証拠なんじゃないかと思うんです。だから、その「むずかしい」というモヤモヤした感情をどうか責めないでほしい。

で、どうしたらいいの?

話がそれちゃったんですが、「副業って難しい」と結論がでただけでは、収益化という目標を達成することができませんよね。「むずかしい」という言葉(感情)は、ちょっと現実的なことをいうと、思考を止めてしまうパワーワードなんですね。

「むずかしいから、できない」
「むずかしいから、(できなくても)仕方ない」

これでは前に進むことができないわけです。

「むずかしい」と「できない」は別物

こんなこと言うとあれかもしれないんですが、ブログで月に10万以上の収益をだしている方なんて探せばゴロゴロいる、は言いすぎかもしれないけど、でも確かに実在しています。

なので、やっぱり「むずかしいからできない」は違うと思うんです。人はなんでも理由を付けたがります。「むずかしい "から" できない」こうやって、"から(because)"で単体の事象をすぐにつなぎ合わせようとしてしまいます。

言葉のゴチャマゼに気をつける

「むずかしい」という事象と「できない」という事象をゴチャマゼにしちゃうことって、実は自然なことなんです。

あなたが買い物しているときに「すみません、この靴はサイズが合わないので返品できますか?」「申し訳ございません。こちらはセール品ですので返品は難しいです。」といった会話を見聞きしたことがあるでしょう。

ビジネスシーンの取引や交渉時で使われる「難しい」は、解決するのが困難である、実現するのが不可能に近いの意味。

本当は「できません」という言葉が適切なんですが、ネガティブな事をストレートに言わないのが、日本社会であり日本人のお約束ですので「難しい」という言葉で表しているんですよね。

「難しい」と言われたら、「ほぼ可能性はない」と受け止めるのが通常の思考です。だけど私はやっぱり、「むずかしい」と「できない」は別物だと思うんですよね。

むずかしいに直面したときに選べる2つのこと

で、捉え方は十人十色なので絶対こうとは言い切れないんですが、私からはふたつの選択肢を提案させてください。むずかしいに直面したとき、

・仮に自分が「不可能」なことと判断すれば、時間を費やすことはしない「やらない」ことを選ぶ
・その困難さの程度と自分がやりたい重要さの重みづけによっては、時間をかけて「やる」ことを選ぶ

いずれにしても、「できない」と「むずかしい」を分けて考えた上で、やらないことにするのか、やることにするのかを選択していくことが重要だと思うんです。

自分がやりたい重要さの重みづけってなんだ?

ちょっと聞き慣れない言葉でしたよね。ここで問いたいのは「収入が増えれば幸せになれるのか?」ってことなんです。(端的な表現すぎてごめんなさい)

個々の複雑な事情を一切合切ムシしてお話するんですが、「漠然とした将来への不安」から副業を始めた人が多いのではないでしょうか。いまのいま、お金に困ってはないけど、子どもの将来のため、自分たちの老後のため、不慮の何かが起きたときのため。

私の場合なら、結婚してキャリアダウンした自分の無能さと不安を払拭するため、目に見える形で成果がほしかった。とりあえず収入が増えれば、世間的な評価も自己肯定感も上がると思ったので副業をはじめました。

・収入という数字で安心を得ること
・世間的な評価を得ること
・自己肯定感を高めること
・不安を払しょくすること

これらって自分の人生において、本当に重要でしょうか。大事なことなので、もう少しツッコませてください。「人生を通して、こうしたい」というあなたの人生の目的に対して、雑念を払うために選んだ「副業という手段」は方向が合っているのでしょうか。

情報があふれているために比較する対象が多くなり、自分は合っているのか、もっといい選択肢があるのではないか、という不安でいっぱいになると、目的と手段をゴチャマゼにしてしまいます。

もちろん、「お金があれば不安が減る」とか「他人の評価も自己評価も大事」とかも分かるので、自分がやりたい・これは重要だという重みづけがちゃんとあるなら、時間をかけてでも「やる」という選択をしたほうがいいと思っています。

「やらない決断」に対する価値観が変わった瞬間

じゃあ、人生の目的(こうしたい)と副業の収益化(やっていること)の方向性がズレてしまったときのお話もしておきますね。

私のブログ仲間からの受け売りで申し訳ないんですが、「やならい」と決めることも、「やる」と決めることと同じくらいすごいんだよと最後に伝えたいのです。

人はなぜか「やると決断できるのが、すごいよね」「やらないと決断したんだ、仕方ないね」という不思議な言葉を使いがちです。ここでもまた、言葉のゴチャマゼに遭遇するので気を付けてほしい。

言葉を分解して、よく感じてみてください。
「やる」「決断する」「すごい」
「やらない」「決断する」「仕方ない」

なぜ、こんなに「やる決断」が良いとされるのかって考えると、「覚悟」も関係しているのかもしれません。やるって言った方が、なんか大きな覚悟を感じますよね。
反対に、やらないって言うと、ただ諦めたような印象になりませんか。このイメージが大きいのではないかと思います。

そのせいで、「やらない決断」がなかなか認めてもらいにくいのではないでしょうか。意外と、やらない決断の方が覚悟が必要になることもあります。
引用:愛の戦士あずあみブログ記事 一部抜粋

私自身、仕事を辞めると決断する前なんかは吐き気がするほど悩んで、自分を責めていた人間だから、この価値観に触れて、とても救われました。私は「やらない」「決断する」「すごいじゃん自分」に変えたら楽に生きれるようになったんですね。

なんだか「やらない」ことを推奨しているみたいに聞こえたらごめんなさい。「やる」と決断した人って、他人があれやこれや言わなくても、エネルギーが前に向いていることが多いので、わりとケロッとしてたりします。ただ、「やならい」と決めた人は少し心配なので、もう一言だけ余計なお世話をさせてください。

一時の感情だし一時の決断。また始めればいい。

例えば、仕事が忙しいからブログを休む(やらない)と決断すること。
育児に集中したいからお仕事を休む(やらない)と決断すること。
いじめなどの理由により学校や仕事を休む(やらない)と決断をすること。
自分で考え、そうしたいと思って選択したなら、その決断は尊重され、褒められるべきです。
「やる決断」と同等に。
引用:愛の戦士あずあみブログ記事 一部抜粋

一見、自分を責めたくなる選択も、こう考えたら心も体もスッと軽くなりますよね。人生は長いです。「やらない」と決めたことは、長い長い人生のほんの一時の決断ですからね。

やるべきときが来たり、やりたくなるときが来たら、そのときは「やる」と選択したらいい。やるもやらぬも、あなたの決めたことならそれでいいと、私は思いますよ。いつだって、また始められますから。



追伸。
引用部分は、あずあみさんという心が豊な方が書いたブログ記事です。ブログで収益でなくてしんどかったけど、ブログをやってなかったら出会えなかったと思います。新しい価値観をくれた、あずあみさんに感謝。副業ってしんどいけど、多角的な視野でみたら、やってよかったなって思う(笑)
参考ブログ:愛と破壊の戦士あずあみ

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