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初登校

 若い学生たちと違って、入学式もオリエンテーションもないので、今日が初登校。40年ぶりの、「先生以外はみんな女子」環境に、ちょっとドキドキする。学生の3分の1ぐらいが、新らしそうなMacbookAirを開いている。でも、ノートと鉛筆、の学生もいて、それがちょっとうれしい。
 今時の大学は、出席取る代わりに、「講義での気づきと学び」を短文にまとめて、自分のアカウントにアップロードするんだというので、それをちょっと、書いてみよう。

女子大に工学部を新設する背景とその目指すところ、を受講して

 還暦を過ぎてアプリ開発を始めたとき念頭にあったのは、若宮正子氏のことだ。私よりさらに20歳も年上である氏の活動は、女性であっても、何歳であっても、この道に進んでよいという明確なメッセージである。とはいえ、多くの女性がジェンダーバイアスによって選択肢を狭めているのは事実だろう。本学部の誕生が、若い女性たちの可能性を拓くことに期待する。
 しかしながら、課題がないわけではない。本学部の学生たちが「マイノリティーである心理的負担から解放される」のは事実だが、五十人に満たない学生数は、東工大の女子枠目標値の3分の1に過ぎない。もし本学部の学生がこの恵まれた環境を個人的な利得としてのみ享受するなら、それは国立大学としての役割に悖ることになるだろう。ここでの学びをいつか社会に還元する、その姿勢を忘れてはならないと思う。
 また、この守られた学び舎から社会に出るとき、そのギャップに負けないだけの力を、本学部で得られるとよいと思う。

うーん、ちょっと偉そう? ま、仕方ない、18歳のフリはできない。

四次元年表

三次元表示(本日更新)

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