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エイブラハムをかじっただけの男と弟子 その33 夢

こんにちは、ソラです。僕は、自分の人生をよくしたい、成功者になりたいと思い、先生のもとでいろいろと学ぶ日々を送っています。
先生が当たり前のようによく言う言葉があります。「夢は叶う」です。
そこで、僕はふと思いました。
先生の夢ってなんだろう?と。
僕からすると、先生は全てを手に入れたような、豊かで幸せな生活を送っているように見えます。
そんな先生にも、まだ叶えたい夢があるのでしょうか?
今回はそれを先生に聞いてみたいと思います。

ソ ラ :先生、聞きたいことがあるんですがいいですか?

エス太 :ん?ダメだ。

ソ ラ :なんでですか?いいじゃないですか!

エス太 :なんかめんどくさそうだからだ。

ソ ラ :そんな理由で!!

エス太 :うるせ~な~、なんだ?言ってみろ。

ソ ラ :先生の今の夢ってなんですか?先生のような、今幸せな生活を送っている人でも夢があるのでしょうか?

エス太 :ステップ1の「望まない出来事」が俺たちの人生に起こる度に望みは自然と打ち上がる。
ステップ1がある限り、夢や望みを全く持たない人間はいない。
もちろん、俺にも望みはあるし、夢もある。

ソ ラ :先生にも夢があるんですね?知りたいです。教えてください、先生の夢を。

エス太 :イヤだわ。なんでお前に話さなきゃならないんだよ。

ソ ラ :いいじゃないですか、知りたいんです。僕の人生の参考として、先生の夢を教えてください。お願いします!

エス太 :うるせ~な~、誰にも言うなよ。

ソ ラ :はい。

エス太 :俺の夢はな・・・・・・・・・・だ。

ソ ラ :それが、先生の夢。なんて素敵な夢なんだ。ありがとうございます。

【別の日】

ソ ラ :マッキーさん、マッキーさんの夢を教えてください。

マッキー:なんだ?ソラ。学校の宿題か?

ソ ラ :違うわ!!僕を何歳だと思っているんですか!?

マッキー:ま、どっちでもいいけど、めんどくさそうだから、やめとくわ。
そういうのはエス太とやってくれ。俺は今スプラトゥーンで忙しいから。

ソ ラ :この人らマジで似すぎだわ・・・。
いいじゃないですか。お願いしますよ。どうしても知りたいんです。お願いします!!

マッキー:あ~、もう、うるせ~な~。わかったよ、人に言うなよ。俺の野望を。
俺様の野望はな・・・・・・・・・・・・・・だ。

ソ ラ :・・・え?

マッキー:わかったか。言うんじゃね~ぞ。

ソ ラ :マッキーさん、僕は今とても驚いています。そして感激しています。その夢、僕も全力で応援します。

マッキー:あぁ、そうだな。それはサンキューだわ。よし、じゃぁ帰れ。

ソ ラ :マッキーさんとエス太先生は、どちらもぶっきらぼうで、しょっちゅう、いがみ合っていたりするけど、やっぱりスゴいコンビなんだ。
とても勉強になったわ。
二人の夢はいつか、叶うんだろうな~。

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