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エイブラハムをかじっただけの男と弟子 その26 感情のスケール
前回のあらすじ
こんにちは、ソラです。前回はですね、先生が魚のマンボウをディスっていました。
過去に先生とマンボウの間で何かあったんですかね?それでは続きをどうぞ。
エス太 :ないわっ!!マンボウにそんな思い入れもないし。なんなら、べつにディスってないからね!!
ソ ラ :本当ですかぁ?
エス太 :んなこたぁ、どうでもいいんだよ。また話が脱線するとマッキー(この話の作者)に怒られんだろ。
ソ ラ :そうでした。今回はまじめにいきましょう。
エス太 :ソラ、俺たちが持つ「感情」にはどんなものがあると思う?
ソ ラ :嬉しいとか、楽しい、悲しい、くやしいとかですか?
エス太 :そうだ、それらの感情にはな、段階があるんだ。
ソ ラ :卍解(ばんかい)ですか?
エス太 :段階だ。エイブラハムはそれらの段階を「感情のスケール」で表しているんだ。
感情のスケールはこんな感じだ。
1、 喜び、気づき、力があるという感覚、自由、愛、感謝
2、 情熱
3、 熱意、意欲、幸福
4、 前向きな期待、信念
5、 楽観的な姿勢
6、 希望
7、 満足
8、 退屈
9、 悲観的な姿勢、ネガティブな見方
10、不満、苛立ち、焦り
11、打ちのめされてる状態、あっとうされている、プレッシャーを感じる
12、失望、がっかり
13、疑い
14、心配
15、非難
16、落胆、気持ちをそがれる
17、怒り
18、復讐心
19、嫌悪、憤り、憎しみ
20、嫉妬
21、不安、罪悪感、自信喪失
22、恐れ、悲しみ、うつ状態、絶望、無力感
ソ ラ :ほぇ~。なるほど、覚えました。
エス太 :うそつけ!!まぁ、感情には順番があることを覚えておく程度でいい。
中でも大切なのは、7番の満足より、上か、下かってことだ。
満足より上は気分がいい状態を表していて、ここより上にいると願いは最も抵抗の少ない形で現実化していく。
8番の退屈より下は、気分が悪い状態だ。ここでいる時は願いに抵抗のある状態だ。
ソ ラ :なるほど。できるだけ、満足以上の感情でいることが大切なんですね。
エス太 :そうだ。そして、何にフォーカスして、どの感情でいるかを選ぶのは、「思考」だ。
ソ ラ :思考?
エス太 :そうだ。以前にも言ったが、感情は自分が抵抗の少ない道を行っているかを教えてくれるナビゲーションに過ぎない。
思考にこそ力があることを忘れてはいけない。
「思考」や「エゴ」というものはフォーカスメカニズムだとエイブラハムは言う。
何にフォーカスを向けるのか、それを決めるのは自分自身の思考によってということだ。
ソ ラ :思考を使って物事のどの側面にフォーカスするかを決め、感情を使って自分が抵抗なく進めているかを知る・・・。
エス太 :あまり難しく考えるな。自分が気分のよくなることにフォーカスして、気分のよさを味わっていれば物事は簡単にいい方向へと展開していく。
さっきも言ったけど、まずは感情に順番があることを知っているだけでもいい。
ソ ラ :わかりました。
つづく
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